新型コロナと気候変動①


はじめまして。カーソンと申します。
仕事柄、環境問題や社会問題の情報を集めることが多く、特にこのコロナ禍で集めたことをうまく噛み砕き、まとめて人の役に立てるようなアウトプットができないものかと思ってはじめました。

さて、何について書くのか。大きなテーマというかキーワードを決めようとしたところでさっそく悩みましたが、、、「ソーシャル・グッド」にすることにしました。
辞書的には以下のような定義のようです。

「社会貢献に類する活動を支援・促進するソーシャルサービスの総称、または、そうしたサービスを通じて社会貢献活動を促進する取り組みのことである。」


まあ、ちょっと堅いですが、社会をより良くするためのヒントを毎回のテーマとしていきたいなと思います。

第一回目のテーマは「新型コロナと気候変動」。
社会の関心は今、1にもコロナ2にもコロナかと思いますが、その前は気候変動というキーワードを結構耳にするようになったんじゃないでしょうか。特に昨年はスウェーデンのグレタさんが注目を集め、日本は年々台風被害が大きくなり、この冬は暖冬でスキー場に雪がない、とかとか。気候変動については別の機会に掘り下げたいと思いますが、新型コロナと気候変動という世界的な大きな問題に触れていた自分としては、「これ実は全く関係のないことはないんじゃないか?」とうっすら感じていました。
そんな時にニュースがあったんです。

ローマ教皇フランシスコは8日、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大について、環境危機を無視し続ける人類に対する「大自然の反応」の1つとして警鐘を鳴らした。

ふむ。なるほどやはり・・・。と思う反面、自分はキリスト教徒ではないし(汗)、、科学的な説得力が欲しい!ということで探してみましたが、まだあまりコロナと気候変動の因果関係について書かれた情報は無いようです。ただ今後そのような研究が進んでいくかもしれないので引き続きウォッチしていきます。
いっぽう、コロナではないですが、このような情報もあります。

米国のニュースサイト「ザ・デイリービースト」によると、気候変動の影響で森林火災や干ばつ、洪水などの異常気象が各地で頻発。一部の動物が生息地を失い、人間の居住地や家畜のいる地域に逃げ込み、人間が病原体にさらされる可能性が高くなると報じている。
医学雑誌『ランセット』の2019年の年次報告書によると、地球温暖化、海水温度の上昇、降雨パターンの変化、湿度の上昇などが、マラリアやデング熱などを媒介する蚊にとって整った繁殖条件を作り出しており、デング熱の感染が最も深刻だった10年のうち9年は2009〜2019年の間に発生していた。
「サイエンス」誌によると、野生動物にはなお約170万の未発見のウイルスが存在し、そのうち約63万―82万のウイルスが人に感染するポテンシャルがあると推計する。

なんか、ちょっと説得力あります。(汗)
余談ですが、人間を最も殺してる生きものはヘビでもクマでもなく、断トツで「蚊」という事実です。。


確かに人間にとって未知のウィルスや病気があってもおかしいとは思わない。過去になかった環境になることでそのスイッチが押されてしまうことも不思議ではない。

もっと身近なことだと、里山で鹿が増えてヒルを一緒に運んできたとか、南の海に生息している猛毒のヒョウモンダコが江ノ島で見つかったとか。その手の話、よく聞きますよね。

ローマ教皇が言った「大自然の反応」。
これはちょっと考えさせられてしまいます。このコロナが良い意味で人類にとってのきっかけになればいいですね。

つづく。

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