見出し画像

それなりに楽しく

 先月、かれこれ3年は行きたいと思っていた場所に大学時代の友人2人と行くことができた。行きたいところや食べたいもの、体験したいもの等、スケジュール管理が得意な友人のおかげで、余すことなく存分に楽しむことができた。実家に旅行のお土産を届けた際、母に「お友達とどんな話したの?」と聞かれた。ただ驚くほどにほとんど覚えていないのであった…。

 同世代の友人と会うと、仕事の愚痴であったり、漠然とした将来への不安であったり、自身の悩み等を話すことが多くなった。もちろんそれで心が楽になることもあるけど、帰りにずーんと重い気持ちになってしまうことも正直ある。でも、今回の旅行では友人2人の圧倒的に今に満足している感につられて、そんな話は一切しなかったし、する余地がなかった。ぼんやりと記憶にあるのは、目の前にあるものがきれいだとか、おいしいだとか、楽しいだとか、大学時代の思い出話や日常の話、そんなことばかりだった。帰ってきたあと、漠然と楽しかった!という記憶だけが残る良い旅行だった。友人2人よ、ありがとう!

 2人の「今に満足している感」というのは、日々不満や大変なことはあるけど、それなりに楽しくやってるよ!感といいますか。ポジティブともまた違う、他人と比べず、ありのままの自分と今を肯定できる友人をものすごく尊敬している。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?