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「月が綺麗な日は電話をしよう」恋人とかな?と思うけれどこれ、おじいちゃんとの約束なんだ!笑


なんてロマンティックなおしいちゃんなのだろう。笑

これには理由があってね、
『もしも月がなかったら』
というお話を一緒に見てからなんだ。

簡単に説明すると
月がないと引力が無くなったり、
地球の地軸角度も変わり、人は住める環境ではなかった。
況してや月が誕生したのも奇跡という内容。

そんな奇跡のお話を知った時に
「お月様がいてくれたお陰で、今生きていられるんだね。すごいね!」
「他県に住んでいてなかなかおじいちゃんとは会えないのだけれど
お月様は離れていても、見れられるね!」
なんて話したりして。

そしたら
「お月様が綺麗な日は電話をかけるね!それでひそかも一緒に見よう!」と
提案してくれて。

何が良いって満月とかじゃなく、綺麗だと感じた時にかけるってところ素敵ね。

その約束をして数年は電話してたなあ。
お家にいても電話繋ぎながら
月が見えるところまで歩いて行ったり。
携帯を持っていない年の時は、
「ひそかのお部屋からは見えなーーい!」
「どの窓からも見えなーーい!」なんか言って
ちょっと外出れば見えるところまで行けるのに
寒いからと出るの渋ってたりしてたな。
今思い返せば、その時のおじいちゃんの声色って
少し寂しそうだった気がする。
渋らずに行けよな、私!!と今だから思う。

それから私も成長するにつれ、忙しくなったり
20時には寝てしまうおじいちゃんだったから
なかなか電話もできなくなって。

ある日、まだ起きていると時間に
お月様が綺麗だからという理由で電話したら
「おう、そうか。」と
おじいちゃんの反応がいまいちで。

いつからかお月様が綺麗だから一緒に見ようっていう
電話しなくなってしまったな。

なんだか寂しい。

けれどそれってとても理不尽ね。
おじいちゃんは月が綺麗な日には、電話をかけてくれていたのに
忙しいだの寒いだの理由をつけて、
外まで見に行かなくなって寂しい思いをさせてしまっていたのは
私の方なのに。

おじいちゃんはお月様の流れ、まだ覚えていてくれているのかな?

覚えていなかったとしても、お月様が綺麗だなと
感じた時に電話をかけてみよう。

もうおじいちゃんは18時頃には寝てしまうから
寝てししまう前に。
たとえ夜じゃなくても、明るい時に月がはっきり綺麗に見える時もあるもんね!


じゃなくて、次の機会に次の機会にって
後回しにしないで、かけたい時にかけよう。

感謝にしろ、色んな思いにしろ、行動にしろ、
今できることは今できるうちに。

それってとっても難しいことだけど
すごく大事なことなんだと思う。

年齢、健康状態問わず
明日があるだなんて誰にも保証されていないのだから。

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