おじいちゃんがね、まるで恋人とデートへ行くかのように服選びをしてくれるの

お出かけする前に、
「この帽子可愛いだろ？」
「このコート可愛いだろ？」
「こっちとこっちどちらが良い？」
と、私に全部尋ねてくるおじいちゃん。

私にとってはそんなおじいちゃん自体が
可愛らしくて愛おしくてたまらない。笑

まるで恋人とデートへ行くかのように
お洋服を選んでくれることがとても嬉しいのと、
おばあちゃんとデートに行く時も
こんな感じでお洋服を選んでいたのかなと思ったり。

想像しただけで微笑ましい！

ある日ね、おじいちゃん家に行って
お出かけしようってなった時に
とてもにやにやしながら箱を待ってきて。
何かと思ったら靴が入ってて。

「ひそかが久しぶりに遊びにきてくれるから
　おじいちゃん嬉しくて靴買っちゃった！！」

と。

なんて可愛らしいの！笑

そんなに心待ちにしてくれていただなんて思ってもみなくて。


昔、学校の先生に言われたことを思い出して。



「おじいちゃんおばあちゃんもそうだけど、
　あと10年生きているとしても1年に1回ペースで
　会っているとしたらあと10回しか会えないんだよ。
　何年生きるとかじゃなく、
　どれほどの時間を共に過ごせるか、で
　考えなさい。後悔のないように。」



確かにそうで、距離や忙しさを理由に
会える機会を無くしてしまうこともあったりして。
また次の機会に、とか

先延ばしにして良いことなんて一つもない。
今日できることは今日すればいい。

とは言ったものの、コロナとやら厄介なものがいて
気楽に会いに行けない。
もどかしいね。
会いに行けるのであれば一番良いけれど
会いに行くことが全てではない。
そんな時は連絡をすれば良い。

そういえばね、『月が綺麗な日には電話をしよう』の
記事を書いてからおじいちゃんに電話したんだ！
お外に出れなくて少し元気なさそうだったなあ。

けど電話来たのが嬉しかったみたいで
実家に兄が帰ってきていることも伝えたら
「お！そうか！なら今から家に電話かけてくる！」
と、少し元気な声になってたな笑




この記事を読んで頭に浮かんだ人と会った最後の日を思い出してみて。

それで笑顔になれたらとても素敵な日を過ごしたんだね！


もし、良い思い出ではなかった日だとしても

それなのに頭に浮かんだってことは
貴方にとってとても大切な人だと思うから
その人との笑顔で過ごした時間を思い出してみて。

その時間は貴方にとって、とても
幸せな時間だったはずだよ。