見出し画像

【蓮ノ空舞台巡礼】晩夏の北陸へ…彼女たちの軌跡に触れるぶらり金沢一人旅

2023年8月末、夏休みのシーズンも終わりを迎える頃、手元に残っていた「青春18きっぷ」の2回分。これで行ける場所は多々あるが、同年に始まったラブライブ!シリーズの新しいグループ「ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」の舞台が石川県金沢市であることを思い出した。
Link!Like!ラブライブ!(以下リンクラ)のアプリは入れていたものの、まだまだ私の進行具合は道半ば。そこで、活動記録を一気見した後、彼女たちの軌跡に触れる旅に出かけることにした。

当時は推しも定まっていない状態で「見切り発車」での旅立ちとなったが、果たしてどのような聖地巡礼ができたのだろうか。その記録を「蓮ノ空舞台巡礼」のテーマをお借りして振り返ってみたいと思う。


1日目-旅の始まり

初日は普通列車で移動 福井に立ち寄ってから金沢へ

今回の旅に使用している「青春18きっぷ」は普通、快速列車のみが使えるきっぷなので、初日は自宅のある岡山から延々と普通列車を乗り継いで金沢へ向かう。こういった移動もちょっと学生時代を感じて楽しかった。
道中、福井県で寄り道をして敦賀にも立ち寄ったのだが、その後、104期の新入生である徒町小鈴ちゃんが敦賀出身ということを聞いてとても驚いた。
今年春には新幹線も開通し、盛り上がりを見せる敦賀にも再び足を運びたい所だ。

福井県の名物、越前そばとソースカツ丼を満喫。
普通列車に乗って金沢へ。彼女たちもこういった列車でお出かけしているのだろうか…

夜の金沢駅へ到着

1日をかけて金沢駅に到着すると、駅前にはライトアップをされた「鼓門」が出迎えてくれた。ここは103期7月度Fes×LIVEのステージにもなった所だ。
金沢に訪れる度に何度も見ているこの鼓門だが、舞台という形で改めて眺めるとまた新鮮な気持ちにさせてくれる。翌日からの金沢観光が楽しみだ。

金沢駅前の鼓門。金沢のシンボルと言えるこの場所も「聖地」となった。

2日目-いよいよ舞台である金沢を観光!

蓮ノ空ゲーマーズから散策スタート

翌日、2日目は丸一日をかけて金沢市内を観光した。
まずは金沢駅から程近くにあるオフィシャルタイアップショップ「蓮ノ空ゲーマーズ」へ立ち寄ると、丁度石川県とコラボをしてスタンプラリーを実施しているとのこと。せっかくの機会なのでこちらを楽しんでみることにした。まずは1つ目のスタンプをここで押す。最初は日野下花帆ちゃんだ。

最初の蓮ノ空ゲーマーズでスタンプを押してスタンプラリーをスタート!
蓮ノ空ゲーマーズでは日野下花帆ちゃんのパネルがお出迎え。

「金沢市民の台所」で出迎えてくれたさやかちゃん

続いて訪れたのは金沢駅からも程近い場所に位置する「近江町市場」である。金沢市民の台所として300年以上の歴史を持つこの場所だが、今ではとても多くの観光客でにぎわっている。
そしてリンクラの活動記録でも、103期第5話「顔を上げて」などでDOLLCHESTRAの二人がお店のお手伝いに来ている場所で、活動記録を進めている人たちには馴染みも感じられる場所だと思う。
こちらもスタンプラリーのポイントになっているので、スタンプを押印。バス停側の市場出入口付近では村野さやかちゃんのパネルが出迎えてくれた。

バス停のそばにある近江町市場への出入口のひとつ。
バス停近くの出入口でさやかちゃんが出迎えてくれた。

金沢観光の情報が盛りだくさんの場所で待つルリちゃん

続いてバスに乗って向かったのは「金沢中央観光案内所」である。
金沢はもちろん、石川県内各地の観光情報が得られる場所で、ここでこの先の観光ルートを考えつつ、休憩をすることにした。
金沢中央観光案内所もスタンプラリーのポイントで、大沢瑠璃乃ちゃんが出迎えてくれた。この日は気温30℃を超える真夏日。私もこの先充電切れにならないように散策していきたいと思った。

とても真新しい雰囲気の金沢中央観光案内所。
冷房が効いていて快適に休める場所であった。
瑠璃乃ちゃんがスタンプ横で待っていた。

そばに見えた「尾山神社」でこの先の旅の安全を祈願

金沢中央案内所と道路を挟んだ向かいには「尾山神社」というこじんまりとした神社があった。
せっかく見つけたご縁を大切に…ということで、こちらの神社にも立ち寄り、この先の旅の安全を祈願していった。
おみくじも引くことができるので、近くに立ち寄ることがあれば皆様もぜひ立ち寄ってみてほしいと思う。

立派な鳥居と門のある尾山神社。何か惹かれるものがある。
こじんまりとしながらも立派な本殿。おみくじは「小吉」だった。

落ち着いた雰囲気の商店街でめぐちゃんと出会う

金沢中央観光案内所の前から再びバスに乗り、次は「堅町商店街」へやってきた。
とても落ち着いた雰囲気の商店街で、朝から活気溢れていた近江町市場に対して、こちらは地元民がのんびりとショッピングを楽しむ場所といった佇まいだ。
こちらの商店街の中にある「アニメイト金沢店」の一角にスタンプラリーのポイントがある。地元の若者たちが買い物を楽しんでいるお店に入り、スタンプの場所へ向かうと、藤島慈ちゃんが出迎えてくれた。
心の中で「ハロめぐー!」と挨拶をしてスタンプを押した。

とても落ち着いた佇まいの堅町商店街。のんびりと買い物が楽しめそうだ。
アニメイトの一角で待っているめぐちゃん。

一旦バスで金沢駅へ戻り昼食タイム

この時点で時間は丁度お昼時を迎えていた。この先のスタンプポイントへは一旦金沢駅へ戻ってからバスで向かう方が効率が良いと感じたので、ここで一度バスに乗って金沢駅へ戻る。
再び観光客のあふれた活気のある駅に戻り、駅構内にある魚料理のお店に入った。
ここはランチの時間帯、海鮮丼が1000円程度でいただけ、とても新鮮なお刺身がぎっしりと敷き詰められていてボリュームがある。
1000円とは思えない素晴らしい内容でとても満足のいく昼食となった。

日替わり8種の海鮮丼。税込1000円とは思えない充実の内容で大満足。

綴理ちゃんの待つ石川県観光物産館へ

金沢駅から再びバスに乗り、今度は金沢城公園の方向を目指す。
途中より先ほどの堅町方面とは全く別の方向へバスは進むので、一旦金沢駅まで戻った選択はやはり正解だったようだ。
金沢城公園・兼六園下というバス停で降りると、すぐ近くに「石川県観光物産館」がある。ここでは表の入口で夕霧綴理ちゃんが待っていた。
この子のマイペースな所は個人的に好きで、とても見習いたいと思っている。やっほーっと心の中で挨拶をしてスタンプを押した。
せっかくなので物産館でお土産や水分補給のための飲み物などを調達した。

金沢駅前にはどのバスが観光地へ行くかが一目でわかるモニターがある。
私のように車を使わずに聖地を回る人間にもやさしい。
金沢城公園・兼六園下のバス停そばにある「石川県観光物産館」
玄関前で綴理ちゃんが出迎えてくれた。

金沢城公園・鶴の丸休憩館で最後のスタンプ押印

石川県観光物産館の近くにある兼六園へ向かうのと同じ緩やかな上り坂を進み、橋を渡った先には「金沢城公園」の入口がある。
門の時点では中を伺うことはできないが、進んでいくと広々とした開放的な公園が現れ、訪れた観光客や地域の方々が思い思いの時を過ごしていた。
この場所は訪問後、103期11月度Fes×LIVEの開催場所にもなったので、この時の思い出にも浸りながらFes×LIVEを楽しむことができた。
さらに奥へと進むと「鶴の丸休憩館」という建物があり、ここで乙宗梢ちゃんが待っている。この旅最後のスタンプポイントである。
お城という特別な場所で待つ梢センパイにはどこか凛々しく優雅な雰囲気を感じつつ、目の前にあるスタンプを押し、これで6つ全てのスタンプが集まった。
こちらの鶴の丸休憩館では、窓越しに城郭を眺めることができるようになっていて、上り坂で疲れた体を少し休ませながら、その美しい雰囲気にじっくりと浸ることができた。

兼六園及び金沢城公園へ続く上り坂。真夏の日差しでの緩やかな坂に汗をかきながら挑む。
橋の向こう側に金沢城公園への入口がある。
開放的な雰囲気の金沢城公園。美しい芝生の上で元気な子供たちが走り回る。
鶴の丸休憩館の中で出迎えてくれた梢センパイ
鶴の丸休憩館から見た公園内もとても美しい。しばし見とれてしまった。

スタンプを全て押して、再び「蓮ノ空ゲーマーズ」へ

6箇所全てのスタンプを押し、再び「蓮ノ空ゲーマーズ」に戻る。
全てのスタンプを押したシートを提出し、お店の方から達成得点のオリジナルカードを受け取る。金沢を訪れて、実際に回っていただけるここ限定のものなので、受け取ってとても嬉しい気持ちになった。
金沢の観光を楽しめて、スタンプラリーも楽しめてと一石二鳥の試み、今後も行われる際にはぜひ参加したいと思った。

全てのスタンプを押して、達成のオリジナルカード(写真上)を受け取る。

夕食は石川県民のソウルフード「8番」で

この日の夕食は石川県民のソウルフードのひとつと言われている「8番らーめん」で夕食とした。
ラブライブシリーズのTikTokでも話題にされた「なんでやろ、8番」のキャッチコピーで有名なこのお店、北陸地方全域に出店しており、石川県だけでなく、北陸地方で長年愛される地元の味となりつつあるようだ。
野菜たっぷりのラーメンは健康志向の人にも嬉しく、一緒に頼んだ焼き立ての餃子も香ばしくとても美味しかった。金沢駅にお店があるので、鉄道で旅行する際に気軽に訪れることができる立地なのもよい。何度でも訪れたくなる味であった。

たっぷりの野菜の入ったラーメンの上には8の文字が入った蒲鉾が1枚のる

2日目は暑い中をたくさん歩いたのでこれで終了となり、お隣の富山県高岡市の宿へ向かった。
後は翌日の帰路に備えて、ホテルでゆっくりと体を休める。

3日目-お昼過ぎまで散策を楽しみ帰路へ

3日目、早くも帰宅する日がやってきてしまった。
最初にも述べたように、今回は青春18きっぷという普通列車のみが利用できるきっぷを使っているため、岡山へ帰るにはお昼過ぎには金沢を離れなければならない。残る短い時間も金沢を楽しんでいくことにする。

どうしても食べたかった金沢カレー

個人的なことで恐縮だが、私の食べ物の好物はカレーである。
金沢には名物の「金沢カレー」というものがあり、リンクラの活動記録を見ていても、メンバーが食しているような様子を時々見ることができる。その度に金沢カレーが食べたくなるので、今回、ご当地金沢では絶対にカレーを食べると心に決めていた。
調べた所、近江町市場内の地下に金沢カレーのお店があるとわかり、最終日の昼食はこちらで金沢カレーをいただくことにした。
銀色のお皿にカレーとご飯、その上にカツとキャベツがどっしりとのるビジュアル。誰がどう見てもおいしいに決まっている。
おいしくてボリュームのある金沢カレーをいただき、ここからの長い帰路も頑張れる…!そんな気持ちになれた。彼女たちもお昼休みのこの一皿できっと練習などを頑張っていることだろう。

待ちに待った金沢カレーのお出まし。
調子にのってクリームコロッケまでトッピングしてボリューミーな一皿になった。
昼食時を過ぎた頃の近江町市場は少し落ち着いていてゆっくり散策ができた。

三度目の「蓮ノ空ゲーマーズ」でお買い物

金沢カレーを堪能した後は金沢駅へ戻り、帰る前に三度目の「蓮ノ空ゲーマーズ」に立ち寄る。
最後、金沢を離れる前にグッズをたくさん購入して、この旅のお土産とすることにした。ここには蓮ノ空ゲーマーズ限定グッズや、石川県とのコラボグッズもあり、ここでしか買えないものも多い。
本来であればその中で「推し」のグッズをたくさん買っていくのがよいと思うが…活動記録を読んで、様々な舞台へ足を運ぶと、どの子も魅力的に見えて最終日になってもまだ推しは定まっていなかった。
なので、満遍なく様々なメンバーのグッズを買ったり、ブラインドパッケージを買ったりして、蓮ノ空のことをこれからもっと好きになることにした。
その後、ふとしたご縁があって「村野さやかちゃん推し」になったのだが、それはまた別の機会があればお話ししたいと思う。
この時の蓮ノ空ゲーマーズには販売スペースの他に別途特設スペースがあり、購入したアクリルスタンドなどと記念写真を撮れるコーナーやメンバーたちの等身大パネルがあり、訪問者が楽しめる場所となっていた。

この旅三度目の蓮ノ空ゲーマーズ。平日の日中とあってゆっくり買い物を楽しめた。
店舗横に設けられた特設スペース。こちらもこの日は空いていた。
購入したばかりのさやかちゃんのアクスタと一緒に記念撮影。
金沢駅と鼓門の背景は金沢旅行の記念にもピッタリだ。
メンバーの等身大パネルにはキャストさんが様々な文字を書いている。
めぐちゃんのパネルの足元には…!?

いよいよ金沢を後にして、岡山への帰路へ

蓮ノ空ゲーマーズでの買い物を楽しんだ後、金沢駅で家族向けのお土産も購入していよいよ岡山への「帰路」の始まりである。
金沢駅構内の観光案内所にも蓮ノ空のポスターが展示されていて、最後の最後まで地元で愛されていることを感じることができたのは嬉しかった。
帰りも普通電車などを乗り継いで約半日、とても長い帰路であったが、彼女たちの成長する場所で過ごしたこの3日間は普段の旅以上に特別なものになったと今も思っている。

帰る間際に見つけた金沢駅構内の観光案内所に展示されている蓮ノ空のポスター。
帰りも徒町小鈴ちゃんの故郷「敦賀」で列車を乗り換える。
敦賀から岡山へは乗り換え一回で行くことができるので便利だ。

旅を振り返って

全ての旅程を無事に終えて岡山へ帰ってきたが、先にも述べたように、彼女たちの軌跡に触れるという目的を持っての金沢旅行は通常の観光旅行以上にとても思い出深いものとなった。
行く先々で活動記録などに登場した場面を思い出し、彼女たちの過ごしていた環境にリアルに触れることができる体験は、とても不思議な感覚でもあり、嬉しい気持ちにもなれ、その場所により親しみを持つこともできる。初めて訪れた場所でさえもそんな気持ちにさせてくれるのだから、舞台巡礼というのは本当に素敵なものだと思う。
この旅に出た時にはまだ公開されていなかったが、その後、キャストさんたちが「せーはす」のロケで金沢を訪れたようで、さらに金沢の様々な場所が登場したようだ。そしてあれから活動記録も次々に更新され、新たに舞台となった場所も出てきている。
今回の旅では時間の都合上などで訪問できていない場所がたくさん存在するし、次回金沢を訪れる際にはさらに蓮ノ空のことを勉強して、時間をもっと作って様々な場所を訪れてみたいと思っている。
きっとさらに成長した彼女たちの軌跡に触れることができるであろう。その日がとても楽しみである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?