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モノクロからカラーに、表現者としての世界へ「PLAY TOKYO in SHIBUYA -portrait movie-」(考察:吉田 湧貴)
はじめまして!
吉田 湧貴と申します。
普段は分析を武器に音楽ライブや、自然風景の写真撮影をし表現しています。
今回は、PLAY TOKYO in SHIBUYA -portrait movie-を視聴し分析した感想を寄稿いたします。
私はこの作品を被写体である『西尾琉璃の大学卒業』を捉えたものと考えましたが、
『H4CO始まりの物語』と解釈しました。
キーは場面転換にあると考え、
本編動画パートを5つに分類しました。
①変化前の世界
②転換点
③変化後の世界
④エンドカット
⑤タイトル
順番に考察していきます。
①変化前の世界
制服を着て、メガネをかけて下向きに歩いて、どこか内向きな雰囲気です。
階段を下り街で何かを探している様子でモノクロの世界で不穏なリズムを刻んでいます。
②転換点
このシーンを境に③に転換します。
③変化後の世界
一転しカジュアルな衣装に変わります。
メガネを外し、上を見上げています。
世界に色が付き、少しポップなリズムに変わり何か良い出来事があったようです。
迷っていた足取りは軽くなり、目的地は定まっています。
そして、西尾琉璃が魅せる場面を多く起用しています。
何か良い出来事によって表現する術を知ったように思えます。
では、一体何に出会ったのか?答えは転換点にありました。
②転換点
注目すると、手に『ヘッドホン』を所持し、それを掛けると世界が変わっています。
お分かりかもしれません。
ヘッドホンは『音を聴く』ためのツールとして知られています。
音に魅せられ、音楽を知ったのです。
音楽に魅せられ、色々な世界、モノクロからカラーに、表現者としての世界に変わったのです。
さらに触れていなかったエンドカット、タイトルカットにも目を向けます。
④エンドカット
エンドカットはH4COのロゴです。
ここはシンプルにH4COの物語なのだと解釈しました。
H4COの物語を表現するため、西尾琉璃を起用したと。
ではH4COとはなにか。
noteには、DTM(デスクトップミュージック)に出会い打ち込み音楽の制作を始め、この音楽を発信したい気持ちがH4COの原型と記載がありました。
被写体でありながら発信者/表現者として知られる西尾琉璃。
今回の制作においてはこのタッグの他ないと私は考えます。
⑤タイトルカット
ここに全てが詰まっていました。
変化後のカジュアルな衣装で登場し魅了しています。
その場所は誰もが、すぐに認識できる渋谷のスクランブル交差点です。
では何故『渋谷』なのか、それは東京で1番人が集まり『1番雑音に溢れる場所』だからと思いました。
『雑音』はDTMとの反例にあり、逆の意味で原点であるDTMと関係の強い場所なのだと思いました。
以上により私は、
この動画を『H4CO始まりの物語』と考察しました。
これは私の解釈であり正解ではないと思います。
みなさんは、この動画をどう捉えましたか?
違った解釈等ありましたらコメント等いただけたら嬉しいです。
お付き合いくださいまして、ありがとうございました。
吉田 湧貴
H4COで発信する作品制作活動に協力いただく方のお昼ご飯代・交通費として利用させていただきます。