空白

空白

宇禰 日和

こころがつらくなってくる
つらい という言葉には
かなしいとかくるしいとか
ふあんとかさびしいとか
さむいとかこわいとか
だきしめてほしいとか
全てが混じり合っていて

リリリリリリリリリリリ…
耳鳴りが連なっている
「これ以上続く場合は精神的な原因の可能性がありますので、そういった投薬と治療になります。」
その病院には行かなかった
暗に投げられた
そういったひとなんです、あなたは。
という意味を捉えたくなかった

明日へ踏み込むとき
ひとは 
前を向いているのか 下を向いているのか

下を向けば
足先が見え
橋下の奈落までは落ちずに済むかもしれない
前を向けば
はじめての光が知れるかもしれない

わたしは
頬に張り付いたベッドシーツの はりはりとした冷たさを感じながら
動かず ごめんなさいを繰り返し 朝を待つ

打たないでください、
わたしの知っているみんなを、
わたしの知らないみんなを、
そうだねぇって偉いひと
磯の端っこ、みんなきて
大波がきて
みんな
まっさらに
静か

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宇禰 日和
詩を書きます。