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coloridoh創業からの道のりーその1ー

クラファンの準備として弊社のサイトにメール登録をしてくださった方に向けて、創業からの道のりや想いなどを綴って配信させていただきましたが、その内容をこちらに転記しますね。
ちなみに1回目のエピソード・ゼロはこちら

第1回  「スタート目前!創業からここまでの道のり」

「カラフルなクッキー生地があったら面白いかも!」

2019年初め、アレルギーの子供をもつママ友のために、グルテンフリーやビーガンのクッキーのレシピを研究していた時に、ふと思ったのがきっかけでした。

当時アメリカで流行っていた冷凍クッキー生地のほとんどは「チョコレートチップクッキー」で、すごく手軽で気に入ってたのですが、焼くと平に広がるタイプのクッキーなので、スクープして天板にドロップするしかない作業に、子供たちはすぐに飽きてしまってました。

パンを作るにも、クッキーを作るにも、ケーキを作るにも、ベイキングで一番楽しい作業は「形を作るとき」成形やデコレーションになると、テンションが上がる子供たちをみて、そんなことを思ったのです。

シンプルなアイディアでしたが、いざ形にするとなると思いのほか大変でした。なぜなら、私には様々な「こだわり条件」を挙げていたからです。

①アレルギー食材をなるべく使わない、②合成着色料を使わない ③美味しい

そしてできたのが安心できて楽しめるカラフルなクッキー生地です。これなら冷凍しておけば、いつでも好きな時に遊んで作ることができます。友人何人かにも好評だったため、本格的にビジネスにすることを決意しました。

が、実はここからが本番と言えるほど、大きな二つの沼が待っていました。一つ目は”Food Manager Certification Test”に合格すること、二つ目は”常温保存可能”にすることでした。

Food Manager Certification Testは、日本では食品衛生取扱主任のようなもので、食品管理や環境設備など食品提供に関する知識全般におけるテストです。当時でアメリカに5年目だったとはいえ、普段の会話レベルの英語では間に合わず、またシェアハウスを運営していたので、全ての家事が終わった深夜2時からの勉強は、私のしばらく使ってなかった脳みそにはハードな日々でした。なんと、2回も落ちて、3回目でやっと合格。。。と、これだけで3ヶ月かかりました。笑

そして、最大の難関が”常温保存可能”です。なぜ冷凍生地ではダメなのかというと、アメリカにはなんと、クール宅急便が無いんです!

そのことを後から知り、冷凍での配送方法を調べると、発泡スチロールにたくさん保冷剤を入れる必要があり、アメリカの大きさを考えると送料だけで1万円以上かかるような地域も。。。。大手メーカーのようなネットワークがない会社の直販ではあまりにも大きな壁でした。

ここからの格闘は1年以上に及びます。「生地は卵も乳製品も使ってないから、ちょっと工夫すれば常温保存できるんじゃないかな?」なんて軽く考えてたのですが、保存の決め手となるa/w(水分活性量)とph(水素イオン濃度)を測りながら、文系の私は「やったことないよー!涙」と、本当に化学実験のような日々でした。

水分をがなければ、生地として使えない、水分の代わりで液体の油を使うと焼いた後に広がってしまったり、、、さまざまなレシピをみたり、商品を購入したり、、、もう無理!と何度も思いながらも少しずつ形にしていきました。で、ようやくなんとか形になってきた頃に、自信も取り戻し、会社もLLCから株式会社へ組織変更、本気でビジネスと向き合うことにしたのです。これが2020年夏のことです。

そしてまたこの1年で大きな出来事があったのですが、続きはまた次回にしますね!

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