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野毛 | フタレノゲストハウス



まちなみ


外観

内観


みらいの横の、古きよき飲み屋街

 観覧車や赤レンガ倉庫。キラキラ眩しいみなとみらいの駅の向こうに、昭和の香りがプンプン漂うディープな飲み屋街があるなんて知らなかった。

 JR桜木町駅の南西に、戦後に闇市として栄えた野毛というまちがある。ノスタルジックな小路に大小さまざまな居酒屋がズラリとひしめき、提灯の明かりがほろよいの人々をランランと照らしている。そんな野毛のまちの路地裏に健太さんと未奈さんが営むフタレノゲストハウスがある。数年前、いっくん(前ページ参照)が親方の元で大工修行していたときに、旅館であった建物を改築してできたそう。趣ある玄関扉をガラガラと開けると、正面には日本酒の一升瓶や雑誌、不思議な骨董品がズラリと並ぶ。壁に貼られている世界地図には、泊まりに来たゲストたちの国の紙幣がピンで留められている。番台の受付には二人がかつて世界一周したときに使っていたというバックパッカーが掛けられている。

 フタレノのグッズをつくると、オーナーの未奈さんと健太さんから連絡をいただき、ポストカード用に書かしてもらったイラスト。なんとビーチサンダルにもプリントしてグッズになっているらしい。自分のかいたイラストがいろんな人の足の下敷きになっているとは、なんだかおもしろい。フタレノへは見学をしただけでまだ宿泊したことがない。次回、横浜にいく際は、ぜひともフタレノに泊まって、終電を気にせずに野毛の夜を思い切り楽しみたい。

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