僕達は本当に音楽を聴いているのか
ご無沙汰してます。H1boshiです。
皿のくぼみが好きですです。H1boshiです。
(この造形マジで好きなんだけど...)
コラム的な雑記的なお話になります。ふと思ったこととかを取り留めなく書いてゆこうと思ってるんですが、今回のテーマは
僕達は本当に音楽を聴いているのか
て感じです。
音楽を構成するものって何
そもそも音楽を分けていくと、リズム、ハーモニー、メロディ、歌詞、等が挙げられます。どれに意識を向けるかによって、音楽の感じ方も変わってきます。
*僕はメロディに意識を向けて聴いているので、歌詞を全く覚えられません(笑)
さらに視点を広げてみると、そこにはアニメーションやMVだったり、Vo.の声、そのアーティストのブランド力、自信がこのアーティストを好いているという多少なりの優越感等...様々な要素が思ったよりも緻密に絡み合っているのです。
(クラシックには偉人と歴史がブランドになってると考えてます。)
つまり、僕たちが一緒に聴いている曲は、互いに別々の曲を聴いているのかもしれません。
受けてによって姿を変えるのは芸術の世界ではよくあることですが、音楽はその中でも一際、こちらに解釈の選択を迫るシーンが多いです。結果として、最終的にその曲を作るのは僕らに一任されます。
僕が思うに
もはや純粋に音楽だけを聴く人は少なくなっている気がします。
ちなみに僕はこれ、めっちゃ素晴らしいことだと思います。
ひと昔前の曲の歌詞ってどこか直球ていうか素直に感じるんですよね。僕はその理由に、作品を表現できる手段が歌詞のみだったことだと思うんです。
使われてる楽器だけで作品の感情を読み取るなんて無理ですよね(笑)アイドルとかだったら踊れたりしますけど、それでも物語を深く表現できる手段とは言えないです。
ですが時代が進むにつれMVという手段が主流になり、ボカロ時代に静止画と歌詞を動画に載せる手段が登場し、現代にはアニメーション、CGという映像手段が現れました。小説を土台にして音楽を作る手段も注目されました。
この世の中映像というエンターテインメントを身につけたミュージシャンはとても強力に感じます。個人的に、小説の存在でいちいち丁寧に世界観を説明する手間を省くアプローチは興味深いです。
結果として、僕らは様々な芸術の集合体をひとつの作品として楽しむことができるようになりました。贅沢ですねぇ。
そして
これらの事から共通して言えることは...
視覚
なんですよね。
そう考えると面白くないですか?
聴覚に訴えかける音楽が、視覚に訴えるコンテンツを積極的に取り入れているということが。
映像サービスの普及が大きかったですよね。
え?映画?あれはほらその...映像がメインなんで...
しかし、こうも一つの作品に要素が溢れると、その中のひとつに意識を100%向けるのって無理だと思うんですよね。
登校中、出勤中や作業中に聞くってのもBGMに成り下がっちゃいますし、1度MVやライブ見ちゃうと聴きながら脳内で浮かんできちゃうんでこれらもカウントに入れたくないのですが...
厳しい...?
で、ここでタイトル回収なんですが、僕達は本当に"音楽"を聴いているのか?あなたはそういった物事も含めて"音楽"と定義するのか?
となると、純度100%の音楽を聴くこと自体結構難しい世の中になったのではないでしょうか?
ちょっと卑屈っぽかったですかね?でもまぁ、これを機に考えて見ませんか?
僕達は本当に音楽を聴いているのか?
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