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日本人の脳に最も適した英語勉強法?

正直、真偽のほどは分かりません(笑)

僕は英語は話せないし、まして教えた経験もないので実際の効果は分からないのですが、本書のコンセプトは英語学習に限らず非常に面白いと思いました。

そもそも、めちゃくちゃ読みやすい。頑張れば30分ほどで読み終わります。

コンセプトは「1時間後には英語が話せるようになる」です(笑)
本当かよ、と思うんですが読んでみるとあながち間違いでもなさそうな内容なんです。

ざっくり要約すると
・そもそも現代の英語話者は非ネイティブが85%占めている。
・だから、文法も発音も「お国訛り」があって当然
・コミュニケーションツールとして使えれば「かっこ良い英語」は不要
3つのカタチだけで英語を話す
です。

伝わればOKと割り切って、難しいところを最大限に省いているんですね。

面白いのは最後の「3つのカタチだけで英語を話す」という部分。
具体的には、sound型、find型、give型の3つの動詞のカタチだけで話すというもの (本書では動詞はこの3つだけで良いとまで言っています。笑)

著者の言い分は、大前提、日本語と英語はそもそも言語として全く違うものである。それなのに、脳内の日本語を都度英語に訳すから難しいのだ、ということ。
それならば、3つの文章のカタチを決めてしまって、そのカタチに日本語を当てはめればどうか?という主張なのです。

例えば、「A sound B」という文章は「AはBのようだ、AはBっぽい、AはBみたいな感じだ」というニュアンスが含まれるとのこと。
なので、
・部長は怒っているらしい
→The manager sounds angry.
・赤ちゃんはお腹が空いているらしい
→The baby sounds hungry.
・彼のアイディアは良さそうだね
→His idea sounds good.
・あの話は本当っぽい
→That story sounds true.
といった具合に、意外と幅広い日本語をこのカタチ1つで表現できてしまうんです。

この様な例が残り2つのカタチにもあり、あとは前置詞を使って補足情報を入れていく、という方法を取れば確かにほとんどの日本語を英語で表現できてしまう様な気はしてくるんですよね(笑)。

実際、これが外国の方に伝わるのかどうかは僕には分かりません(笑)。
でも、そもそも脳内に際限なく思い浮かぶ日本語を都度英語に訳すのではなく決まったカタチにはめて処理していく、という考え方は面白いなと思いました。

仕事でも複雑な問題に振り回されるのではなく、自分のパターンに当てはめて処理していけば確かに処理は早そうですよね。

インド人のバイタリティのあるエピソードも書かれていて、気軽に楽しめる1冊なので時間のある時に是非読んでみて下さい。

ではまた!

題名:英語はインド式で学べ
著者:安田 正

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