夏が苦手
7月が終わろうとしている。いつも夏は何となく憂鬱な気持ちになってしまう。
四季の中でも夏が苦手だ。
暑がりなので夏になると年中汗をかいている。それがまどろっこしい。体の暑さへの適応能力が低いのか、体がだるくなったりと夏バテのような状態になる。
外に出かけないようにすればよいのだが、冷房が得意ではない。体温調節がうまくいかないのか、寒すぎて体調を崩すこともある。夜も気温が高い日が続くので、暑さで寝つきが浅くなり寝不足になることもある。
外にいても室内にいても体調に気を使わないといけない。これだけで気持ちが疲れてしまう。
結局夏のシーズンは毎日体に不調をきたしている感覚になる。自分でも面倒くさい人間だなと思う。
体調を安定させたいと、何かしらの方法がないかと調べたこともあるのだが、根本的な方法を見つけられていない。
自分の趣味の1つでもある散歩も制限される。昼間はほぼ不可能である。気温を考えると早朝か夜散歩するのがやっとである。
自分は夜散歩することが増えるのだが、昼間の蒸し暑さの余韻が残った夜の街も面白い。
今はこのご時世なので見かけないが、普段であれば飲食店の横を通り過ぎると、テラス席などの外で食事を楽しむ人達の姿をよく見かける。賑やかな雰囲気が街のアクセントの1つになっている。
夏休み期間中のせいもあり、子供達を中心に人手も増える。行楽目的が多いせいか、すれ違う人達からは楽しげな雰囲気が伝わってくる。特に繁華街では全体的にフワフワしたような空気に包まれる。その中を歩くのが自分はとても心地よく感じるのだ。
同じ気持ちを享受できて、散歩が一層楽しくなる。
昨年はこれができなかった。早く世の中が落ち着いて、また夏の夜散歩がしたい。