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4月のオーロラ。

さて、以前も少し書いたのだが、実は4月は1年の中でも最もオーロラの出現頻度の高い月の一つである。

しかし、残念なことに、北極圏ではこのくらいの時期から徐々に夜がなくなっていくのである。例えば僕の住む地域では、今年2023年でいえば4月23日にはすでに日没は21時を過ぎ、日の出は4時頃になる。日没後、日の出前の1時間半~2時間ほどは明るいので、真夜中と言っても既に真っ暗になる時間はほとんどない。

なので、一般的な時間帯で生活しているとオーロラの観察が可能な季節は4月の中旬までといえる。とはいえ、中旬まではそれこそ天候が悪くない限り、ほとんど毎日のようにオーロラが現れる。

もちろん明るさや持続時間は日によって変わるが、ここ数年は太陽活動度の極大期ということもあり、大抵の場合肉眼でも見える程度の強度のオーロラである。

そして、週に一度ほどは見事なまでに激しいオーロラが夜空に渦巻く。

ちなみにこちらは4月5日のオーロラ。この日は非常に強いオーロラが見られ、全天に広がるオーロラは夜中にもかかわらず、昼間…とまではいかないものの一帯を明るくするほどに強い光を放っていた。

一番のピークは夜の10時頃であったが、外を歩いていた若者達(おそらくオーロラを見にきていた観光客)の歓声がアパートの3階の我が家まで聞こえるくらいであったから、やはりなかなかのものだった。

さて、そんなわけで今冬のオーロラシーズンは終わってしまったわけだが…近いうちに今シーズンを通してのオーロラ撮影のハイライトをまとめることにしようかな…。

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