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タンゴの甘美な罠 - 気持ちよさの壁を乗り越えて


アルゼンチンタンゴの魅力に取り憑かれた瞬間を覚えていますか?フロアに流れる音楽が変わり、目が合った相手と無言で踊り始める。その手を取った瞬間、電気が走るような感覚。この魔法のような体験が、私たちをタンゴの虜にするのです。

しかし、この素晴らしい「気持ちよさ」には落とし穴があります。それは、上達の壁となり得るの場合があります。

1. 気持ちよさの罠

タンゴを踊り始めてしばらくすると、ある程度のステップを覚え、音楽に乗れるようになります。相手との一体感や、自由に踊れている感覚は、何物にも代えがたい喜びをもたらします。

しかし、この気持ちよさに慣れてしまうと、そこから抜け出すのが難しくなります。同じパターンの踊りを繰り返し、新しい挑戦を避けるようになってしまうのです。

2. 気持ちよさの壁の兆候

以下のような経験はありませんか?

- 特定のパートナーとしか踊りたくない
- 新しい動きを試すのを躊躇する
- 自分のレベルより上の人と踊るのを避ける
- いつも同じリズムパターンで踊ってしまう

これらは、「気持ちよさの壁」にぶつかっている兆候かもしれません。

3. 壁を乗り越える方法

どうしたら、この壁を乗り越えることかわできるのでしょうか?

以下の方法を試してみよう

a) 基本に立ち返る
  立ち方、組み方、歩き方を見直します。基本が崩れていると、新しい動きや音楽性を習得するのが難しくなります。

b) 自分の癖を認識する
  ビデオで自分の踊りを撮影し、客観的に観察します。無意識についた癖を見つけ、修正を試みましょう。

c) 不快感を恐れない
  新しいステップや未知のパートナーとの踊りは、最初は不快に感じるかもしれません。それを恐れず、挑戦し続けることが大切です。

d) 多様性を受け入れる
  様々なダンスレベルの人、スタイルの人と踊ることで、自分の踊りの幅が広がります。

4. 新たな気持ちよさの発見

壁を乗り越えると、タンゴの新たな魅力が見えてきます。例えば:

- 音楽のニュアンスをより深く感じ取れるようになる
- パートナーとのコネクションがより繊細になる
- 即興的な表現の幅が広がる

これらの体験は、初心者の頃には想像もできなかった、より深い「気持ちよさ」をもたらします。

5. 終わりに

タンゴの旅に終わりはありません。「気持ちよさの壁」を乗り越えるたびに、新たな景色が広がっています。大切なのは、現状に満足せず、常に新しい挑戦を続けることです。

私自身も今も踊りのスタイルが日々変化をしています。先日20年前の大会のビデオを偶然発見しみました。そこにある踊りは今とほぼ変わらずに見えました。しかし、20年で幾度となく、直面し1修正してきました。ある時は修正するのは教えていて、ブレが生ずるのでしないほうがいあと思った時もありましたが、今はそれにも恐れず修正しそれを伝えてます。それは人自身が日々変化するものだからです。

皆さんは、どのような「気持ちよさの壁」に直面していますか?

そして、それをどのように乗り越えようとしていますか?よかったらコメント欄で、あなたの経験や思いを共有してください。共に成長し、タンゴの深い魅力を探求していきましょう。​​​​​​​​​​​​​​​​

GYU

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