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エンディング5秒前の衝撃

昨今はサブスクの台頭により過去の名作から最新作までどこでも映画を観れるようになった。
これは悪いことではなくむしろ公開当時にはタイミングが悪く埋もれていた作品ももう一度評価される良いことだと思う。
だがやはりリアルタイムで映画館で観るというのは気持ちの入り方や前情報のなさ、あの暗い空間で大きなスクリーン。スマホやiPadとは比べられない衝撃がある。
本題に入るが私が観てきた映画で一番衝撃的だったのが「名探偵コナン異次元の狙撃手」だ。
名作かと言われたらはっきり言ってそうでもない。ではコナン映画の中で一番面白いか?そうでもない。
では何故ここに挙げたかというと、タイミングが完璧過ぎたからだ。コナンの原作で赤井秀一という人気キャラクターが居てその人物は死んだとされていた。だが実は死んでなくて近くに居るのでは?居るとしたらどこだ?誰かに変装しているのか?という状況だった。そしてその答えが完全に分かったのはコミックス85巻の事だった。死んだとされたのが59巻なので実に26巻越しに伏線回収を果たしたのだ。そして(異次元の狙撃手」が公開されたのはコミックスでいうと77巻〜78巻くらいの時でまだ赤井秀一の生死は不明という事だった。のに関わらず原作、アニメよりも先に映画で先に赤井秀一の生存、そして誰に変装していたのかをバラしてしまったのだ。EDに入る約5秒前たった一言、「了解。」この一言でコナンの原作を追っていて映画を観にきたファンたちは雷が落ちたような衝撃が走った。海外の映画館とは違い静かな日本の映画館でEDに入った後もザワザワとどよめいていた。謎解きがメインの作品で原作、アニメよりも先に、言ってしまえば番外編のような扱いの映画でネタバラシするという手法、そして原作でコナンを追っている、アニメを観てキャラの声も把握している、そしてリアルタイムで観に行ったあの瞬間にしか味わえない衝撃はとてつもなく印象に残っている。コナンをそんなに知らない方にはポカンとされるがコナンファンはあの衝撃を忘れることは出来ないとおもう。これが私の映画にまつわる思い出だ。

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