オフコース〈夏の終り〉〈夏から夏まで〉〈夏の日〉… オフコース・小田和正さん Youtube動画の公開について思うこと
9月に入ってもまだまだ酷暑..ということで、オフコースの夏うたを。
夏の終り(1978)
「夏は冬に憧れて 冬は夏に帰りたい」というフレーズが、印象的な曲。
私はあまり得意でない、フォーク色強めの曲だけど
小田さんのお母様がこの曲を好きだった、というエピソード(出所不明ですが)を聞いてから好きになった。
夏から夏まで(1985)
オフコースの夏うたで、私が大好きなのがこれ。当時としては斬新な、電子系のサウンドを駆使した曲。
サウンド全体に中毒性あり。何の楽器かわからないけど(打ち込み?)随所に入る「バン!」という音がクセになる。
ライブの盛り上げ曲として、1985年ツアーの最中に急遽制作された曲だそう(出典)。
夏の日(1984)
とても軽快で清新で、でもどこか切なくなる名曲。
歌詞に繰り返し出てくる
「いつも愛は揺れてるから 心を閉じて誰れもそこへは入れないで」
というフレーズが、なんともいえず小田さん!という感じで好き。
ミュージックビデオはストーリー仕立てで、オフコース自身と若き日の女優田中美佐子さん(とても素敵)、せんだみつおさんが出演し、豪華に制作されたもの。Youtube公式のものがないのが、とても残念。
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ここからは、オフコース夏うたとはあまり関係のない話。
音楽記事を書いていて、「久しぶりに聴いたけどいい曲」「聴いたことないけど好きになった」などの反響をもらうことが、本当にうれしい。
これも、noteにYoutubeを貼れる機能があるから。これがあるから、記事で興味を持ってくれた方が、曲をすぐに聴くことができる。
オフコースは公式Youtubeチャンネルがないので、非公式でも著作権許諾を取っている動画を貼るようにしている。ないものも多い。
それでもオフコースはまだましで、小田さんソロとなると、公式はもちろん、非公式の動画も(著作権許諾を取っていないものも含め)皆無。
検索すると一般の方のカバーばかりがヒットするという、寂しい状況も時々(いやそれは、カバーしている方に失礼ですが)。
今って、あの曲を聴いてみたい、と思ったら、まずYoutubeで検索しませんか。多分、幅広い世代の人がそうしている。サブスクは利用していない人も多いから、誰でもアクセスできるのはYoutubeだと思う。
今やCDで売ることにこだわる時代でないのは、ほとんどのミュージシャンの共通認識になってきた。
(こちらの記事でも、そんな経緯について書いています)
それでも上の世代ほど、Youtubeなどネット空間のことを、有象無象がうごめく信用ならないもの、と敬遠する向きがまだあるのでは。
大御所ミュージシャンでも、公式Youtubeを作っている人とそうでない人がいる。小田さんは後者。(オフコースは解散しており、権利関係などの事情が複雑そうなので置いておいて)
なぜ作っていないのか推測すると、ひとつは先ほど書いたような、敬遠する感覚。もうひとつは、小田さんは個人事務所で、古くからのスタッフに支えられ運営をしているから、なかなか手が回らないのではないかということ。
でも、ジャケ写と音声をアップしてくれるだけでいいのに..(そういうミュージシャン多いです)そりゃミュージックビデオがあればうれしいけど、全曲そこまでは、と思う私。
大げさだけど、人も音楽も、生きている全ての人に忘れられるのが第2の死。でも音楽はネット空間に解き放つことで、その寿命が大きく延びる可能性があるのでは?
ちゃんと公式で、解き放ってみてください。そしたら私、すぐに取り上げて、めっちゃいいプレゼンしますよ!!
関係者の方に届け~😆
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最後に、
♪ ああ早く9月になれば..
9月になりましたよ。ということで「I LOVE YOU」(1981)。
♪ 誰もあなたの 代わりになれはしないから…
の部分(3:20頃)が、何十回聴いてもしびれる。全部しびれるんだけど。
いいなぁ。
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