見出し画像

大学生の年金問題、どうしてる??

今回は「大学生の年金支払い」について。

日本では20歳になると同時に年金を支払う義務が発生しますよね。
我が家の娘も2年前、20歳になる少し前に案内が届き、学生でありながらも年金支払いがスタートしました。

現在の年金額は約17,000円弱とかなりの金額ですよね( ;  ; )
将来どれくらい貰えるのか不審しかない年金ですが、それでも国民の義務として支払わなければなりません。
ましてや子どものこととなれば、少なくとも親の扶養下にいる間だけでも変な形の未払いは避けてあげたいと思うものです。

ということで、我が家の場合は娘の年金は親の私が就職するまで全額支払うことにしました。
娘の場合、9月生まれなので就職まで2年7ヶ月分の年金を支払ったことになります。(少しでも安く上げるために年払いで納めました)
額にして50万円超。
子どもの誕生月によって総額は変わってくると思うのですが、約50万円という金額を聞くと親が支払うべきかどうか、かなり迷ってしまいますよね。

ちなみに娘の周りのお友達の話を聞く限りでは、特例制度利用の子も多いらしく、半分くらいは特例制度利用、残り半分が親負担といった感じのようでした。
特例制度は年金が免除される訳ではなく、就職後に未払い期間の分を後払いしていくことが条件の制度ですが、奨学金などを借りている学生にとって、年金の延滞分も毎月支払っていくとなると月々の出費はかなり大変なものになりそうですよね。

親が支払わなくても子どもがバイト代などで支払っていけるのであれば、制度を利用せずにリアルタイムで支払っていく方が就職後の生活も楽かもしれません。

でも恐らく全国平均だったら特例制度の利用の方が多いのではないかと思います。
ただでさえ大学生を持つ家庭は大変ですし、学生のお財布事情だって自分のお小遣いだけで精一杯でしょうしね。

こう考えると本当に子どもが大学に行っている間ってお金がかかります。
こんなにも色々お金がかかるなんて、事前に詳しく教えておいて欲しかったと思う反面、本当にリアルな金額を突きつけられていたら、日和ってしまって進学を後押しできなかったかもしれませんが、、(-。-;

納税額が毎年のようにどんどん上がっていく日本。
手取りのお金で生活していくだけでも大変なのに、様々な返済を背負いながら卒業していく大学生を心配せずにはいられません。
私は15年ほど某私立大学で仕事をしていますが、私の住んでいる地域は地方で車社会なので、学生は卒業と同時に車の購入も必須です。
そうなると、親が協力的ではない学生の場合、「奨学金・年金滞納分・教習所のローン・車購入のローン」と恐ろしい数のローンを背負って卒業することになるんです。
実際私はこのような学生を何人も見て過ごしてきました。
だから自分の娘には卒業時に何の負債もなく社会人にさせてあげたい、と人一倍強く思ってきたのかもしれません。

正直、親御さんが「大学行くなら自力で行ってね」というスタンスのご家庭なのであれば、お子さんの方も無理をせず一度就職して少しでもお金を貯めてから大学生になるのも有りなんじゃないか?と思ったりもします。
多重な「後払い」は新卒社会人には地獄でしかありません。
多重の支払いに追われる生活になってしまうと、そりゃー自分のことで精一杯で、恋愛も結婚も考えられないよな….。
ましてや返済しながら子どもを育てるなんてもっと有りえないよな….と今後の少子化の一途を危惧せずにはいられません。

と、年金の話から少し話が外れてしまいましたが、年金の免除(延滞)というのもご家族でしっかり話し合って、学生自身もどのような制度なのかきちんと理解して利用するのが良いかもしれませんね。

こんなにも子育て+教育にお金のかかる日本。
本気で何とかして欲しいと切実に願うばかりです。
せめて娘が子育てする時にはもっと親の負担を減らしてあげて欲しいなぁ(つД`)ノ




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?