日記 日々、ままならない
2/2(金) 日記
仲良し同僚のミヤモトさん(仮名、雲仙ハムくれた)とチダさん(仮名、恋人は米軍パイロット)と3人で試写に向かう。
試写後、恥ずかしいくらい泣いてしまい気まずいまま振り返ったら、チダさんは私の倍くらい泣いていた。目を見合わせて両者照れ笑い。
チダさんは目が合う度に笑ってくれるから好き。
14時半過ぎに終わったので、そのまま3人でランチ。
この3人では何度かランチを共にしているのだけど、ミヤモトさんが「俺この3人すごく好きなんだよね、気を使わないし空気感が近い気がして、、」と言っていた。
同感ですと思いながらも、可愛げをアズサ(母)の子宮に置いてきているので「ミヤモトさんはそうでも、私たちはそう思ってない可能性はありますね」と返す。
ミヤモトさんは「そうだよね、俺だけ楽しませていただいてる可能性はあるよね、、」としゅんとして、チダさんはヨークシャテリアみたいなキュートな笑顔で「確かに〜!」と手を叩いていた。
ミヤモトさんとチダさんは同い年で、私の5つ上。
独身のふたりは「周りがみんな結婚してるから遊ぶ人がいなくなる、それが寂しいし悲しいから結婚したい」みたいなことを言っていて、確かになぁと思った。
私の一番の仲良しズは私を含めて4人組なのだけど、内ふたりは結婚して子どももいるしもうひとりは年末から同棲を開始。
人生の駒は同時に進めようね!と言っていたはずなのに、あまりにも話が違う。
こちとら長年付き合った恋人と別れ、貯金もなく、仕事にも飽きて退屈に過ごし、マッチングアプリ産の男の子との疑似恋愛で満足してふらふらしてるというのに?
みんなは自分以外の人間と共に日々を営んでるの??マジ???
おいおいどうしたもんかね、と思う一方で、まあでもなんかそれはそれでね、の気持ちもある。どちらも本当。
マッチングアプリ男子、遊んでくれてありがとうね、きみのことだよ
チダさんに「確かに私たちの年齢になると、、」と言いかけたら、「持ってください!29歳と34歳は全然違います!全ッ然!!違います!!!」と猛烈に怒られてゲラゲラ笑った。
大人になってもラブな人間たちが遊んでくれますように。
私はままならない日々でもきちんと生きていけますように、、
私が「最近なんか面白いことありましたか?」と2日に1回のペースで尋ねるので、ミヤモトさんは身を削りながらいろんな話をしてくれる。
今回は一人で行った博多で数年ぶりにTinderをした話。
面白いネタを作るためにわざわざTinderをインストールして博多ガールをいいねしまくり、ふたりの女の子と連絡を取ることに成功したらしい。
が、タイミング合わず飲みには行けず、「いつかまた博多に来たら」で幕引き。ミヤモトさんっぽい。
「でも俺きっと遊んだりはできないし、一番美しい終わり方だったかも」と言っていて、確かにミヤモトさんが地方妻たくさん作ってたら嫌だなと思った。
今さらだけど「なんか面白いことありました?」とか「最近あった面白い話して」とか、信頼してる人にしか聞けないね。
絶対に私を嫌わない、という意味での信頼。大事。
結局2時間くらい人生談義に花を咲かせ、会社戻りたくないね仕事したくないねと言いながらオフィスに帰還。
21時半過ぎに退社。
映画でも見て帰ろうかな〜と思ったけど時間が合わず断念。
文通相手に手紙を書こうとカフェに入るも、肝心のレターセットを忘れてたことに気付く。
仕方なく、買ってからもう3周してる伊藤紺さんの『気がする朝』を読み返した。
好きな本とか漫画を見つけるたびにあげたいなぁと思い浮かぶ人たちがいて、そういう人がいるって幸せかも、と思う。
この本はツルオカさん(実名、僻地の看護師から夢の国のお掃除ネキに転身)にあげたい。元気かしら。
物足りない気持ちを引きずったまま帰宅。
やっぱり映画館に行けばよかった。
わたしたち、と呼べなくなって別々の日なたに向かうまっすぐな線 #tanka
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