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爺ちゃんの独り言 131

読了  知ろうとしないことは罪だ 清水潔 青木俊


対談としては短いが、非常に内容が濃かった。


以下紹介文を引用する。


>ノンフィクションには「真実を描く」という絶対的な制約がある。

100パーセントの裏付けがなければ、真実として報道はできない。

一方で、そこからこぼれ落ちる膨大な「書けないこと」を切り捨て、

なかったことにしてしまって、果たしてよいのか。「書けないこと」に

潜む重要な事柄に、私たちはもっと目を向けるべきではないか。

そんな問題意識から、2冊の小説『尖閣ゲーム』『潔白』が生まれた。

作者は元テレビ東京記者。仕掛人は、昨年「文庫X」として全国の書店を席巻した『殺人犯はそこにいる』の著者でジャーナリストの清水潔である。

わからないことをわからないままにしないで、少しでもこの世の本当の姿を問うために、二人はタッグを組む。

※引用ここまで


ノンフィクション限りなくノンフィクションに近いフィクションを書くには

一見辻褄が合っても掘り下げるとストーリーにならない辻褄が合わないところが出てくる。その疑問をとことん埋めていく作業。


公式発表は物事の極一部で真実は発表されない99%にある。

99%を追い掛けて公式発表と合わない点がないかと掘り下げるスキルがあるかどうか。


>東大法学部卒とか、人生負け知らずの人たちが大半。そういう人たちにとって失敗は絶対にしてはいけないという世界が出来上がっている。


裁判は、ほぼ100%有罪になるのは、検察が有罪になる事件だけを起訴しているからで検察が優秀なわけではない。自分達が作ったストーリーになりそうにないものは起訴をしない。

無理をして起訴をしたものは、冤罪・無罪になる。→あきらめない 村木厚子さんのように。

これを読んだ時、

(記者クラブとは? 寺澤有)

※自分達のストーリーに沿った証言やインタビュー・映像を取れなかったら記事にしない。

新聞記者やマスコミと同じじゃねぇか。と思った。


以上爺ちゃんの独り言でした。

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