浅田家!を観て。

「浅田家」を観た。
家族と家族写真、東日本大震災の時に行われた写真返却に関する物語。

家を出て10年が経ち、結婚もして実家からは遠く離れた土地に身を固めた私は、コロナの影響もあり実家に帰り、親、兄弟と会うのも1年に1,2回になった。

両親ともに65歳を間近に控え、母親が病気をしたこともあり、家族全員で会えるのはあと何回くらいだろうと思うことも増えた。
母親は来週手術をするそうで、電話で話したりする機会もこれより多くなった。


浅田家を観終わり、気づいたことがあった。
この映画はちょうど1年前の今日10/2に公開されていた。

1年前の10/2と今日、同じ映画を見た私の感じ方は違っていただろうと思う。
離れたからこそ、結婚したからこそ、家族の大切さや今まで当たり前にあった家族の形がそのうちなくなってしまう実感が出てきた。

家族を題材にする作品や話をこれからもたくさん目にしたり耳にしたりすると思うが、自分の環境や考え方が変化していくことで、その捉え方もどんどんと変わっていくのだろうと思う。


私が邦画が好きなのは、日本人ならではの情景や感情を共感できるところ。
特に家族や夫婦についての在り方は、これからもいろんな作品が現れ、その時の自分で様々な感じ方をするのだと思った。


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