Chat GPTに立川文庫『猿飛佐助』を翻訳されたらどうなる?その2

Chat GPTに翻訳されたモノを、アメリカ人のネイティブスピーカー(ミュージシャンで英語の先生)とお客様と玉山君と僕で、「あーでもない」「こーでもない」と言いながら、英訳をしていっております。

その内容を少し紹介。
猿飛佐助の冒頭は章タイトルがついています。
それが、
『イデヤ組み打ち御参なれ』
これをChat GPTはすぐに以下のように訳してくれました。
 "Please join us in constructing the Idaya (structure)"

これは完全に間違っています。
イデヤという使い方をする人がいないんでしょうね。

ということで、ここのセリフは次の3フレーズぐらいでどうだとまとまりました。
Let’s rumble!
Come on, let’s do it!
Let’s get to it!
名乗りを上げる時にも使えそうです。

1回目で問題になったのが
『各々目的は異なりと雖も、志は一つなり。』
なんか時代物ならよく出てきそうなフレーズ。
講談は結構でてきます。
三国志の「生まれた日は違えども、死ぬ日は一緒」みたいな雰囲気も感じられます。
この文章の中で、最も困ったのが『志』。
Chat GPTはこう訳しました。
"Although each had a different purpose, their intentions were one and the same.”
悪くない!
何ならめっちゃいい。
でも、なんか違う…。アメリカ人のトグンさんが悩みはじめると、会場からも意見が続々と出てきました。
結果として、2回目に持ち越しになった訳ですが、
かなりいい訳ができたと思います。
どんな風に訳したのかは、英語版『猿飛佐助』の公開をお待ち頂くか、毎月1回開催の
『元祖・忍者エンタメ「立川文庫・猿飛佐助」を英語講談にして世界に広めようブロジェクト!〜ChatGPTで英訳した物語を英語講談で使えるか検証します!!〜講談師・玉田玉秀斎✕アメリカ人ミュージシャン・トグンオル』
 までお越しくださいませ。
「勇将の下に弱卒なし、一族郎党にも豪傑勇士また少なからず。」
とか
「忍術の大名人猿飛佐助は真田幸村の郎党にして、七人勇士の随一と呼ばれ、変幻出没極まりななき快男児であった。」
とかも英訳致しました。
どうぞ、お楽しみに♪

次回以降のご案内!!

●第3回元祖・忍者エンタメ「立川文庫・猿飛佐助」を英語講談にして世界に広めようブロジェクト!
日時:5月30日(火)19時開演(18時30分開場)
料金:1500円 
場所:青山ビル(北浜駅徒歩1分)
出演:玉田玉秀斎 トグンオル(ミュージシャン/アメリカ出身)旭堂南歩

●第4回元祖・忍者エンタメ「立川文庫・猿飛佐助」を英語講談にして世界に広めようブロジェクト!〜
日時:6月20日(火)19時開演(18時30分開場)
料金:1500円 
場所:青山ビル(北浜駅徒歩1分)
出演:玉田玉秀斎 トグンオル(ミュージシャン/アメリカ出身)旭堂南歩

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