和歌山大学の木川さんの映画『Yokosuka1953』が昨日から大阪で上映されました。(5月18日までシネヌーヴォで上映中(予定))

木川さんとは映画『海難1890』のプロモーションのお仕事をきっかけに出会い、そこから友達付き合いをさせて頂いております。
今はFM大阪『天才的なバカになれ』(毎週日曜6時~放送:弁護士・廣田稔先生と玉秀斎の講談+トーク番組)に何度もご出演頂いております。

そんな木川さんから『映画上映後、廣田先生とトークショーがしたい。玉秀斎さんは司会で!』とお声がけ頂きました。
木川さんは常日頃から『廣田先生と話すと色々と学ぶことがある』と仰っているので、『映画の感想も見た直後に聞きたい』との事でした。

こうして迎えた4月30日。
大阪上映2日目。
初日は満員御礼。

いよいよ上映がはじまると、津田寛治さんの声が会場を包み込みました。
丁寧に丁寧に、この映画の背景となる状況を説明し、どんな人でもこの世界に抵抗なく招きいれてくれたのでした。

もし作り物の映画のシナリオとして、この台本を書いていたら、
『そんな事おこらんやろ!』
『いやいや、作り過ぎやって』
『それは都合よすぎ』
って言われてしまうことが、本当に、目の前で、現実に起き続けるのでした。

バーバラ(木川洋子)さんの行き別れた母を探す旅は、皆が忘れてしまっていた、余り思い出したくないけれども、実際にあった悲しい過去にぶち当たるのです。
その事実を伝える木川監督。
その言葉にバーバラさんが答えたとき、すすり声が場内に響きました。

母に『恥ずかしくない』と言い切れる人生を送ったバーバラさん。
その思いが伝わるとき観客はハンカチが手放せなくなりました。

昔は「お天道様に恥ずかしくない生き方をしよう」なんて言われておりましたが、もしかすると、お天道様って母なのかもしれません。

終わってから、トークショーが始まると、隣に立っていた廣田先生の瞳は終始光っておりました。
木川さんは怒られる予定で廣田先生にお声がけしたのに、
『これは神と世間に呼ばれているモノが撮らしてくれた作品だ。これを撮った木川監督は凄い』と大絶賛でした。

僕自身も思います。
この映画は『たまたまの奇跡』で出来上がっていると!!
『たまたまの奇跡』を信じることができるは幸せです。
是非、一度『たまたまの奇跡』を実感してみて下さい。



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