見出し画像

「ライブか配信か」・・・評価に困る場合。


年に一つか二つ、どうしても作品名を伏せて感想を書きたくなる作品に出合う。
今年は正月早々出会ってしまった。

劇場に行く時間が無かったので配信で観た。
かつてタモリさんが嫌いだと言っていたタイプのミュージカル。
歌は情感ではなく説明の為に使われ、脚本は多すぎる情報をこなすだけ、
アクションは、ただやれるからやってるだけ。楽しみにしていたナンバーも出てこない。

全体の印象としては「音楽が邪魔な芝居」

ただ、そこで一歩留まって考えた。

そんな風に感じた作品でも、配信ではなく、実際にライブで観たら、
最高に面白い、と思う可能性はゼロではない。

生で見るべき演劇を、配信で見た場合、評価は難しい。
役者たちの熱気あふれる頑張り。
劇場全体を包み込むような生演奏。
その場にいる、という臨場感は何物にも代えられないからだ。

『体験に配信は及ばないのか』

今年の命題はこれになりそうである。

おわり

ありがとうございます。はげみになります。そしてサポートして頂いたお金は、新作の取材のサポートなどに使わせていただきます。新作をお楽しみにしていてください。よろしくお願いします。