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「うん漏れ族」・・・煽りなど危険な運転に出会った時には。

「うん漏れ族」。
およそ40年前から、この言葉を使っている。
例えば使い方はこんな感じ。

最初は高速道路を桁違いのスピードで走っていく
黄色いスポーツカーだった。

周りの車にぶつかりそうになりながら、すり抜けていくのだが、
『なぜそんなに急いでいるんだ?』
と考えた時に、この言葉が口を付いて出た。

「ああ。あのスポーツカーのドライバーは、ウンコを漏らしそうになっているんだな。だからあんなに急いでいるんだ・・・大変だな」

そう思うと不思議と怒りは消え、同情していた友人たちの間にも、笑いが浮かんだ。

以来、運転の荒い車に出会うと、

「うん漏れ族が、ウンコ我慢して走っている」と言うようにしている。

さらに酷いや煽りをしている車に出会った時には、

「ああ。もう漏らしちゃって、車内が匂ってイラついてるんだな・・・」

というようにしている。


これは、色々とバリエーションを変えられるので便利だ。

貧困をイジメる奴を見かけたら、
「財布に穴が開いてるのかな」
「ビル・ゲイツにやきもち焼いてるのかな」
「老後資金の不安から目を逸らしたいのかな」
とか、

権力を乱用したり、偉そうにしている奴を見かけたら、
「初めて人を指示する立場になって怖くて仕方ないんだろうな」
「笑顔の中で独りぼっちな事に気が付いてるんだろうな」
とか考える。

この「うん漏れ族」の考え方、最近になって精神科医の人もオススメしているので、なるほど、我々の考えは間違ってなかったな、と思う今日この頃である。


若い頃、ある人にこんな事を言われたことがあります。
「不幸を探していると、自分の回りに不幸が集まって来る」

あわせて、
「自分の心の貧困から目をそらしてはいけない」
とも言われました。

結局、誰かの不幸を見ていないと、自分の幸福が感じられないような生き方をしていると、物事の価値を相対的にしか見れなくなり、絶対的な価値に目が向かずに、他人に流されたり、小さなことで動揺したりするようになってしまう、ということを教わったのです。
今、改めて思い返したいと思います。

               おわり



#不思議 #謎 #うん漏れ族 #ウンコを我慢してスピードを出す車 #ビルゲイツ #あおり





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