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Tri Art Vol.1 レビュー

去る3/27、コロナ感染が再度広がりつつある中ではありましたがTriArtのvol.1が無事終了しました。

本エントリーでは個人的な感想や頂いた反応などを纏めていきたいと思います。


各演者さんの紹介

手話エンターテイメント発信団oioi

以前福島のサードストーンで拝見した際にいつかお誘いしたいと思っていまして、今回ご縁を頂きました。トップバッターとして非常に盛り上げる力のある演者さんだと改めて思いました。

著作権の都合で当日のパフォーマンス自体は非常に短くなってしまったのですが、リクエストで以前お稽古にお邪魔させてもらった際に見せてもらった手話の初心者が無表情にやる「楽しい」がいかに怖くて気持ち悪いかというお話をやってもらいたいとお願いしたところご快諾いただきまして。その後に非常に熱いスピーチが続きました。

耳が聞こえる普通の人は声の抑揚で相手の感情が解りますが、耳が聞こえない場合はその抑揚が聞き取れないため視覚的に相手の感情を読み取る必要があります。手話もただ手を動かすだけじゃなくて視覚的に相手に感情を伝えないといけない。って言うお話だったんですが、これって結局舞台そのものですよね。

我々の世界ですとどうしても音を出す所に終始しがちなんですが、より遠くの方に届けるためには見た目の解りやすさは物凄く重要ですし、これは創作活動全般にも言える事だと思います。まさにそこをお話していただきたかった自分にとっては本当にありがたいスピーチでした。

会場としても大盛り上がりで、伝える力の強さについてはなかなか他に類を見ない方々だと思います。

長坂憲道

JASRAC関係のお話で非常にお世話になっている方でJASRACの正会員(信託者)さんでもあります。アコーディオンの演奏ってなかなかお見掛けする事が無いと思うので十分な飛び道具ではありましたが、長坂さんの場合はそれだけに留まらない方だなと。

時期的な物も有って、そもそも出演を受けてもらえる人がなかなか捕まらない現状で、さらに舞台に対して妙に偏屈な自分が演者さんを選ぶとどうしたってバラエティは豊かになります。統一性を中々用意する事が出来ません。今回も一応、コロナ明けの趣味探しというTriArtを通してのテーマ、そしてボディーランゲージと言う今回のテーマでは統一しているんですが、見た目やジャンルにおいて解りやすい統一感は皆無です。

手話、アコーディオン、メタルとまぁ普通にやっていたらまず間違いなく1つのライブで共演すると言う事は無いと思います。音響的にもテンション的にも全然違う前後を上手く中継ぎしてもらいました。これはもう、経験値のなせる業ですね。

テーマであるボディランゲージ的な話をしますと、アコーディオン自体が大きく全身をつかって演奏する楽器であるために弱い音を出そうとしたとき、強い音を出そうとしたとき、それぞれ身体の動き方が全く違います。ご本人の演奏経験もここにプラスされて楽器演奏における最小限だけれども十二分に伝わる動き方が凝縮されていたと思います。

ボディーランゲージに特化したoioiさんを見た後であれば、きっと読み取れると思いますので是非ともご自身の研究材料としていただけたらと思います。とてもいい顔で演奏されています。

奏楽忍者隊HANZO

777で強力にサポートしてくれている米丸さんのバンドで、忍者がコンセプトです。実は777の第一回にもお誘いはしていたのですが予定が合わずにご出演こそ叶わなかったのですが、そこからサポートをしていただいていまして。米丸さんが居なければ777は続かなかったでしょうし、TriArt自体無かったと思います。

oioiさんと同じくいつかはお願いしたいと考えていまして、今回やっとその念願がかないました。

実は自分、ボーカルの貴将さんをかなり高く評価してまして。ボーカルの教科書みたいな人だなと。恐らくは苦労して研究を重ねて積み上げてきた物だと思うんですが、動きやらMCやら何かボーカルで迷ったときはこの人を見れば課題のヒントが見つかるんじゃないかと思ってます。久々にライブで大笑いしました。配信でも客席の笑い声が入ってますw

作詞家としても一本取られたなという物がありまして。Master Of The NIN-POWで九字を入れてるんですが、9文字って難しいんですよ。自分も九字を入れた歌詞を作ったことは有るんですがここまで綺麗には入れられませんでした。

普通に見てて楽しいバンドさんですし、こういうバンドさんがもっと増えてくれればなと個人的に期待しています。

SNSの反応(敬称略)

手話エンターテイメント発信団oioi

長坂憲道(アコーディオン)2021-3-27sat.大阪・天満橋Raw Tracks Live!

奏楽忍者隊HANZO

羅生院貴将

武蔵之坊 米丸

HIRO【自世界GARDEN、NEO JOKER Dr.】

sy_cameko

LOUDSTORM-MATS

麗水(ヨス)

Northwind SAGA k@rina

因幡歩

ARRie

感想

コロナ感染の感染者数のグラフが主催側の予想を大きく外れ、新たな波が出来つつある中ご来場いただいた皆様、ご出演頂いた出演者の皆様、スタッフにはただただ感謝しかありません。

一方でライブ配信の反応も良く、ご来場いただいた方のSNS投降も見られて興行としては成功だったなと思います。

普段、ライブ行った後だいたい自分はイライラして帰るんです。2000円払ってつまらない物を見させられるので。今回は10数万支払って一晩経っても充足感が続いていましたから、恐らくはご来場いただいた方の3000円、ライブ配信の1500円には応える事が出来た内容に仕上がったのではないかと思います。

主催者としてこの日見たかったものを全て演者さんにご提供いただきまして、贅沢な一日を過ごさせてもらいました。

時期が時期である事、リスクを背負ってご出演頂いているのにただの歩合制でいいのだろうかと自分の中で疑問も生まれまして、この日のギャラは全バンドさん1万ほど上乗せしてお支払いさせていただいています。

その分出費は増えましたが、ライブ配信が残り2週間の間に100売れれば問題ありませんので(遠い)良かったらご視聴くださいませ。面白いのは保証します。配信ライブは以下からどうぞ!

一応反省点も残しておいた方が良いと思いますのでリストアップしておきます。

・会場費忘れた
・領収書忘れた
・封筒忘れた

 事務用のセットを用意しておきなさい。

・天井からのカメラに配線が写り込んでしまった。

 当日のHDMIのトラブルで距離が稼げずこうなってしまったんですが、写るべきでは無い物が入ってしまうのはもう少しなんとかしたいですね。

会計報告

詳細を書くと個人情報になるのでざっくりとした計算になりますが、およそ以下のような結果となりました。

動員累計:27名(ライブ配信視聴者を含む)
売上:約5万
ギャラ総計:約3万
ホールレンタル:約10万

経費合計:約13万
損益:-8万円

時期が時期でしたので厳しい結果ではありましたが。文化庁の方で補助の対象になるようであればこちらも申請して埋めていこうと思います。理想としてはチケットの売上でのペイなので、主催者としては黒字を目指して頑張ろうと思います。

出演等

出演
 手話エンターテイメント発信団oioi
 長坂憲道
 奏楽忍者隊HANZO

主催
 GY.Materials

会場
 天満橋 RAW TRACKS

宣伝

音源作ってます

主催ライブイベント


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