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広告の本質

 普段は大学職員をしながら、学生支援のためにあれやこれやと考えています。
 最近では障害学生支援の取り組みや、AR広告など手掛けていて、作ったコンテンツをどのようにして、多くの人に届けるか試行錯誤しております。

▼インパクトイン
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 さて、普段は電車を使う事が少なく、目にする機会も少ないのですが、たまたま移動で電車に乗りました。電車に乗っている時間は、スマホを触るか周りを見渡して興味深い広告がないかということに時間を使っているのですが、今日はとんでもない広告を目にしました。創味焼肉のたれ「二代目」の吊り革広告のインパクトが凄くて、目に入ってきたら離れない。「サーロイン」「シャトーブリアン」「ライス」「レバー」などがそれぞれ一枚にデカデカと書かれているだけで、上下に小さく説明書きと、社名が入っているのみ。
 細かいことを言えば、フォントのデザインやサイズなどのバランスも絶妙なんですが、とにかく胃袋に語りかけるような広告で、それだけで全てが伝わるインパクトが凄かったです。

▼コンテンツを売る
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 今回、創味さんが売っているのは、焼肉のたれなのですが、吊り下げ広告で宣伝してるのは、焼肉の部位です。創味さんがシャトーブリアンなんて作っているわけでもなく、売っているわけでもない。ただ、すでにブランディングされている商品で、皆が知っているコンテンツにぶら下がって自社の商品を売る(連想させる)見事な打ち手でマーケティングされていました。多くの人が知っているものを活用し、商品へ誘導させ、信頼と希少性を上手く組見込む事がものすごく重要であると実感しました。

▼欲求とニーズの理解
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 今回創味さんの広告での学びとして重要に感じたことは、顧客が商品やサービスを求める根本的な欲求やニーズを理解することが重要であるという事。広告は、顧客の欲求を刺激し、ニーズに応える必要があるという事です。
 また、広告は感情を利用して、顧客とのエモーショナルなつながりを形成するため、喜び、興奮、安心など、さまざまな感情を引き起こす広告戦略を考える事でインパクトのある広告になると思いました。

 これら広報戦略の前提には、素晴らしい商品を持っている事が必須なので、普段から自社商品(サービス)を磨き上げる必要がありますね。

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