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【GOLD勉強会 2ドル前後転換】

記事の目的

・2022年4月4週目のチャートをもとに、振り返りと今後のシナリオを考える
・GOLDの特徴を把握し、裁量トレードの技量向上に努める

2ドル前後転換とは

GOLDに限らず、キリ番の価格は意識されやすいのは周知の事実です。しかし、GOLDはキリ番の価格の前後2ドルに反応することが多々あります。実際のチャートを見ながら2ドル前転換を分析してみましょう。

GOLDチャート

画像の通り、2000ドルに到達する直前の1998付近でトレンドが転換しています。キリ番は利確・損切り目標に設定されることが非常に多いことで知られています。2000ドルという大台はその意識がより一層強いことは容易に想像できます。2ドル前転換が発生する理由として4つ挙げられます。
①キリ番に到達しない可能性を加味して、早めに利確を行う心理
②損切りをキリ番設定し、途中で損切りをしないトレーダーが多い
③キリ番到達直前にドテン売り/買いを行うトレーダーが多い
④ドル円との正の相関崩れ(=負の相関を取り戻す)

④に関して実際のドル円チャートを見てみましょう。

ドル円チャート

赤い矢印の箇所がGOLDの2ドル前転換の時刻になります。3週目までは、ドル円が上がるとGOLDも上に上がるような正の相関が目立ちました。しかし、4月18日21時30分に突然負の相関を取り戻し、ドル円のチャートに引っ張られる形でトレンドが転換しました。

2ドル前後転換を予期できるのか?

→できません。
出来ないからこそ、事後の分析が大事になります。2ドル前転換前後のチャートを細かく分析してみましょう。

GOLDチャート 30h

まず、直近のレンジ(黄色矩形部分)の上限を確認します。1982ドルです。
ここを抜けたことで1980ドルのキリ番を踏み台にして上昇したことが分かります。その後もう一度押し目を作って2000ドルに向かいますが、1998ドルで大きく反発してしまいます。ここからが大事です。ポイントは再度1998ドルを超えるか超えないかです。①の山を見てください。1998ドルを超えずに落ちてます。この時点でダウ理論的にレンジorややトレンドが下向いたと判断します。落ち方にも注目しましょう。先ほどのレンジ上限1982ドルを簡単に抜いてます。そしてもう一度1982にチャレンジするも息切れして落ちます(=②)。この2つをもってロングのエントリーは選択肢から消えます。さらに決定打となるのが赤矢印です。②と合わせて3回1982ドルに挑戦するも反発して実体を伸ばしています。この実体に乗っかるのが正統な順張りです。ここでエントリーすれば利確と損切り位置も明確に決まります。考えてみてください。次項で答えを記します。

解答と解説①

直近の高値①を損切りラインにして、レンジの下限を利確ラインにします。こうすればリスクリワード1:1以上を期待できますし、ノイズを気にせずに状況判断できます。

4月20日~23日までの展開を分析

GOLDチャート 30h

前項までのところで、中期的に下目線であることを説明しました。青小文字aとbで新しいレンジの上限を確認できます。赤大文字A,B,Cはレンジの底を確認できます。特にBとCはダブルボトムで底を固めたように見えます。大事なのはその後です。本当にBとCが底であるならば、この後はレンジの上限に再度挑戦するはずですが、押し目を作ったものの大体同じ価格帯で反発しています(①注視)。これは、中期目線が下に向いていることの証明にもなります。そこまで上げる力もないと判断し、売りを検討できます。どこで売りを入れるか考えてみてください。TP・SLをセットで答えを次項に乗せます。

解答と解説②

赤丸で示した押し目を明確に抜けた後、赤矢印でエントリーします。SLは直近の高値、TPは1930ドルの2ドル上あたり。スキャルピングの場合はレンジ下限で逃げます。と、後から見ればそこまで難しい相場ではありませんが、1つやっかいな要素があります。

騙しノイズ

以下の画像で示したところで目線がごちゃごちゃになり、底値売り、高値買いを被った方がちらほらおります。1930ドルのキリ番でムダに大きく跳ね返り、レンジの下限を無視して中間まで一気に上げました。これが転換だと勘違いすると、上下で振り落とされてしまいます。これは金曜日ということもあり、ポジションの整理で生じたものだと解釈してます。現に結末は下方向で落ち着いています。GOLDはこういったノイズが大きいので、握ることが難しい要因の一つになります。最初からエントリー方向を定めておけば回避できそうです。

騙しノイズ

5週目の展開を予想

4月に形成されたボックスレンジの値幅を並べると、意識されているサポートライン(赤ライン)に一致します。よって1900ドル~1910ドルに向けて下降していく方が分かりやすいです。

GOLDチャート 30h

以下は日足のチャートになります。日足で見ると角度の浅い上昇トレンドですが、1880ドルより下に向かうにはまだ時間がかかりそうです。4月中は1910ドル~1940ドルを行ったり来たりする相場を想定してトレードする方が良さそうです。1900ドルを明確に割った場合、1880ドルの起点ラインで大きく反応することが予想されます。

GOLDチャート day


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