『逆光の乱反射』は映画『逆光』の配給活動が巻き起こす波紋をレポートする、ドキュメント連載企画です。広島在住のライター・小説家の清水浩司が不定期に書いていきます。 企画:清水浩司、永長優樹
逆光の乱反射』は映画『逆光』の配給活動が巻き起こす波紋をレポートする、ドキュメント連載企画です。広島在住のライター・小説家の清水浩司が不定期に書いていきます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 冬の東京で『逆光』チームを襲った「ホームの洗礼」。 「ここでは絶対負けられない」というプレッシャー、「知り合いの前でアツいこと語るの恥ずかしい」という迷い……再び湧き出した勝ちor負けの価値観に次第に須藤は追いつめられていく。 そして迎えた1月8日
逆光の乱反射』は映画『逆光』の配給活動が巻き起こす波紋をレポートする、ドキュメント連載企画です。広島在住のライター・小説家の清水浩司が不定期に書いていきます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 半年ぶりに話す須藤蓮は、歯切れが悪かった。 どうにもこうにもまだるっこしいものがあった。 あの調子乗りで、不遜な自信家で、人の懐にぐいぐい入っていく人たらしで、小動物のような素早い頭の回転で浮世を渡ってきたイケメンがグチグチ言葉をこねている。 し
『逆光の乱反射』は映画『逆光』の配給活動が巻き起こす波紋をレポートする、ドキュメント連載企画です。広島在住のライター・小説家の清水浩司が不定期に書いていきます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 昨日は尾道でお世話になった方々に挨拶してたんですけど、ひっきりなしに人が訪れるんです。で、最後は蓮くんを中心に若い人たちがみんなで夜の尾道水道に飛び込んで(笑)。今年の夏、彼らにそういう青春があったのがすごくよかったなと思うんです。尾道の方が「今年の夏
『逆光の乱反射』は映画『逆光』の配給活動が巻き起こす波紋をレポートする、ドキュメント連載企画です。広島在住のライター・小説家の清水浩司が不定期に書いていきます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ まじで帰るんだなって感じですね……前に尾道から東京に戻ったとき、東京に着いたら音がうるさすぎてビックリしたんです。今も全然帰りたくないけど、不思議と寂しい気持ちもないんです。(須藤) そうだね、終わった気がしないよね。まだまだ。(渡辺) 8月31日