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【MTG】ドレッジのすゝめ ~ウルヴェンワルド横断~

この記事はMagic : the Gathering(以下マジック)の筆者が使用しているデッキを備忘録がてら紹介するものである。

『モダンホライゾン2』によってモダン以下のフォーマットは猿とジジイの繰言の海に沈んでしまった。
ヴィンテージにいたっては盆や正月の親戚のごとく、何度も同じ話が繰り返される…かどうかはさておき、とにかく多大な影響を与えていることは間違いない。

■現在のデッキ

例によってマナドレッジだが、以前の記事で紹介したものからそこそこ変更がある。具体的には《活性の力》をメインに移し、サイドに《溶融》を取りアーティファクト対策を厚くしたこと。

// 土地12枚
4:《Bazaar of Baghdad》
1:《露天鉱床/Strip Mine》
1:《石化した原野/Petrified Field》
2:《Taiga》
1:《Bayou》
2:《ダクムーアの回収場/Dakmor Salvage》
1:《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
// クリーチャー26枚
4:《ナルコメーバ/Narcomoeba》
4:《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》
4:《イチョリッド/Ichorid》
3:《恐血鬼/Bloodghast》
1:《峰の恐怖/Terror of the Peaks》
3:《ゴルガリの凶漢/Golgari Thug》
1:《ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll》
4:《よろめく殻/Shambling Shell》
1:《灰燼の乗り手/Ashen Rider》
1:《甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolis》
// スペル22枚
1:《精神的つまづき/Mental Misstep》
3:《活性の力/Force of Vigor》
2:《戦慄の復活/Dread Return》
4:《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
2:《土地譲渡/Land Grant》
1:《ウルヴェンワルド横断/Traverse the Ulvenwald》
1:《壌土からの生命/Life from the Loam》
4:《黄泉からの橋/Bridge from Below》
1:《虚空の杯/Chalice of the Void》
3:《血清の粉末/Serum Powder》

// サイドボード15枚
4:《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
2:《炎の嵐/Firestorm》
2:《溶融/Meltdown》
1:《不快な群れ/Sickening Shoal》
2:《夏の帳/Veil of Summer》
1:《真髄の針/Pithing Needle》
2:《貪欲な罠/Ravenous Trap》
1:《Mox Ruby》

我ながら面白い(変テコな)リストだと思う。

■戦績

ふらっとでのヴィンテージ。
結果はこちらに。

Bye込みの2-2なので全然大したことない。しかしデッキを回してみた感触は割とよかった。特にメインの《活性の力》はよく役に立ったので、あとは《忍耐》をなんとかできればよさそう。
ちなみに変更前のリストで参加した11月の大会2回でも2-1、1-2という平凡な感じ。

■リストの特徴

もともとの理念としては《恐血鬼》の採用と4枚の《イチョリッド》によって2t目の空白を減らし、ゲームの起点を作ることを目指すというもの。
通常のヴィンテージのドレッジはなかなかできないが、このリストでは《恐血鬼》が上振れすれば《峰の恐怖》を2t目に吊り上げることができるのも特徴。

また、《秘蔵の縫合体》と《虚ろな者》を採用していない。前者は《意志の力》とのセット運用なので、《FoW》を切ることでスロットを大きく開けさせるためと墓地対策への弱さを嫌っての不採用。後者は《ダク・フェイデン》による負け筋を嫌った(2回経験した)ことと、最近はメインから採用されがちな《活性の力》を嫌ったことから不採用。ただ、こちらは《忍耐》の3/4を考えると戻してもいいかも知れない。悩む。

そして《土地譲渡》と《ウルヴェンワルド横断》。《土地譲渡》は《恐血鬼》《ドライアドの東屋》との相性の良さとサイドボードのカードを使いやすくする目的で採用。かなり気に入っている。
《ウルヴェンワルド横断》はときどき《Bazaar of Baghdad》を持ってこれるので強い。《鋳塊かじり》をサイドに取ればもっと融通が利くようになると思う。これもかなり気に入っている。

■サイドボード

今の環境の墓地対策は《忍耐》以外はアーティファクトになっている(ジジイのせい)ので《溶融》を採用してみた。まだ打ったことがないので評価はわからない。《恭しき沈黙》や《鋳塊かじり》も欲しい気がする。
あと《幽霊街》と《暗殺者の戦利品》も考えると《森》を1枚入れたいといつも思う。メインを61枚にするのもありか???

《Mox Ruby》は《水蓮の花びら》と悩んだが、《炎の嵐》のことも考えてこちらにした。

■あとがき

マナドレッジを調整しているとヴィンテージの自由さを感じる。所詮は既存のアーキタイプではあるが、自分好みの形が確かにあり、それを再現できる懐の深さがヴィンテージにはあると思う。

今のヴィンテージでのドレッジはやや厳しい風向きに晒されていると思う。なんらかの制限が先かも知れないが、勝ち越していけるようにがんばろうと思う。

それでは楽しいドレッジを٩( 'ω' )و
ぎゃ。

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