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【MTG】関西帝王戦ヴィンテージ ~可能性をドレッジ~


Magic : the Gathering(以下マジック)のヴィンテージ大会に参加した際に使用したデッキについて思考の整理と反省の記事です。

大会本戦およびその前哨戦での成績については 別ブログ をご参照いただきたい。
(ぼろ負けしてる)


■前哨戦

さて、成績はともかく、今回も例によって『マナドレッジ』を使用したがマイナーなマナドレッジの中でも更に奇抜なカードを採用してみた。

《土地譲渡/Land Grant》 (1)(緑)
ソーサリー
あなたの手札に土地カードが1枚も無いなら、あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、あなたの手札を公開することを選んでもよい。
あなたのライブラリーから、森(Forest)カードを1枚探す。そのカードを公開し、あなたの手札に加える。その後あなたのライブラリーを切り直す。

昔に考えたことはあったが実際の採用には至ってなかった。しかし、ある人のtweetを見てなんだか行けそうな気がした。

そう。今のドレッジではメインから《活性の力》を入れることがあり、そういえば、既に自分のデッキには《ドライアドの東屋》(森かつ緑のカード)が入っていた。これなら《土地譲渡》も十分に使えるのではないか。
そして関西帝王戦前哨戦で使用したリストはこれ。

メインボード(60)
土地(11)
 4 《Bazaar of Baghdad》
 2 《ダクムーアの回収場》
 2 《Taiga》
 1 《裂け岩の扉》
 1 《ドライアドの東屋》
 1 《露天鉱床》
クリーチャー(30)
 4 《ナルコメーバ》
 3 《イチョリッド》
 4 《ゴルガリの凶漢》
 4 《臭い草のインプ》
 3 《恐血鬼》
 1 《峰の恐怖》
 1 《ゴルガリの墓トロール》
 4 《よろめく殻》
 1 《灰燼の乗り手》
 1 《甦る死滅都市、ホガーク》
 4 《虚ろな者》
その他(19)
 1 《精神的つまづき》
 4 《陰謀団式療法》
 3 《戦慄の復活》
 1 《壌土からの生命》
 1 《ウルヴェンワルド横断》
 2 《土地譲渡》
 4 《黄泉からの橋》
 1 《森の知恵》
 3 《血清の粉末》

サイドボード(15)
 4 《精神壊しの罠》
 2 《貪欲な罠》
 2 《炎の嵐》
 3 《活性の力》
 2 《夏の帳》
 1 《恭しき沈黙》
 1 《真髄の針》

パッと見かなりヤバイ。

使用した感触としては《土地譲渡》→《ドライアドの東屋》の動きがかなり強力で、そこから《恐血鬼》の上陸や《陰謀団式療法》のフラッシュバック、《ホガーク》の召集コストなど無駄なく運用ができたので、そういう動きをしたゲームは勝った。
また、《峰の恐怖》は《The Tabernacle at Pendrell Vale》の上からダメージで勝つためのカードとして採用したが、これは非常によかった。実際に相手の1ターン目タバナクルで《虚ろな者》2体が破壊されたあとにバーン勝ちした。
サイドボードの《恭しき沈黙》は森カードの使い先として採用したが、打つ機会に恵まれなかった。


■第三期関西帝王戦

前哨戦の感触から、
・手札から直接《陰謀団式療法》を唱えたい場面があったこと
・ドレッジミラー戦で相手が《虚ろな者》を抜きたいと言ったこと
・ホガークヴァインなどでメインから《活性の力》が採用されること
・コンボへの抵抗力が低い
という点を踏まえて調整したデッキがこちら。

メインボード(60)
土地(11)
 4 《Bazaar of Baghdad》
 2 《ダクムーアの回収場》
 2 《Taiga》
 1 《Bayou》
 1 《ドライアドの東屋》
 1 《露天鉱床》
クリーチャー(25)
 4 《ナルコメーバ》
 3 《イチョリッド》
 3 《ゴルガリの凶漢》
 4 《臭い草のインプ》
 3 《恐血鬼》
 1 《峰の恐怖》
 1 《ゴルガリの墓トロール》
 4 《よろめく殻》
 1 《灰燼の乗り手》
 1 《甦る死滅都市、ホガーク》
その他(17)
 1 《精神的つまづき》
 3 《活性の力》
 4 《陰謀団式療法》
 3 《戦慄の復活》
 1 《壌土からの生命》
 2 《土地譲渡》
 2 《ウルヴェンワルド横断》
 4 《黄泉からの橋》
 1 《森の知恵》
 1 《虚空の杯》
 3 《血清の粉末》
サイドボード(15)
 1 《白金の天使》
 4 《精神壊しの罠》
 2 《貪欲な罠》
 2 《炎の嵐》
 2 《夏の帳》
 2 《再活性》
 1 《恭しき沈黙》
 1 《真髄の針》

前哨戦のときよりもヤバイ(確信)
まず、《虚ろな者》を全部抜いた。これの理由は3つある。
 1.メインでも割られる
 2.《ダク・フェイデン》に盗られる
 3.墓地に貢献しない
確かに《虚ろな者》はドレッジの戦略を変えたカードだと思うが、ダクに盗られたことが敗着になったこともあるし、サイド後もタバナクルに対して無力になりがちで、キープ基準としての信頼性が落ちていると感じている。
それよりも今は《峰の恐怖》を使った飛び道具戦略か懐かしの《炎の血族の盲信者》などの速攻付与戦略のほうが可能性を感じている。

次に、サイドボードの《白金の天使》と《再活性》
これはホガークヴァインやドゥームズデー系のデッキを見て採用してみた。
こちらに《虚ろな者》が入ってないとわかると大抵アーティファクト対策が抜かれるので、そのあとならばこれを釣れば勝てるという算段である。

ちなみに成績に関しては残念なことになった。
苦手なドゥームズデーを2回踏んだことも痛かったが、リーサルを見逃すミスをしたことで引き分けてしまったゲームもあったので精進が必要である。

《虚ろな者》については別に無くても欲しいとは思わなかったので、全抜きでもいいかも知れない。さすがに決定するには早計なので大会参加して様子を見ていきたい。


■カードの可能性

結果を出せていない人間が言ったところで説得力は無いのだが、ドレッジへの《土地譲渡》の採用はギミック系のデッキが好きな人には非常におすすめできるカードだと思う。
《土地譲渡》を入れたのが前哨戦の当日だったため全く練りきれていなかったが、今ならメインに《活性の力》を採用しなかったと思う。
《峰の恐怖》の2枚目、《イチョリッド》《恐血鬼》の4枚目がよかったかも知れない。
ドレッジは既成デッキの完成度が高いこともあり、ついつい似た構成のデッキになりがちだが、せっかく大量のカードが使えるヴィテージを遊ぶのだから、これからも色々なカードを試して自分好みのデッキを作っていこうと思う。

それではよきドレッジライフを。
ぎゃ٩( 'ω' )و

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