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【読書】 池井戸潤の 民王 シベリアの陰謀 を読む


民王 シベリアの陰謀
池井戸潤
2021年9月28日発行

おもしろい
まさにコロナ禍の最中に、コロナ禍を架空のウィルスに置き換えて作られた創作としておもしろい
主人公は総理大臣と、出来の悪い息子だ

氷河期に凍結したマンモスから新種のウィルスが日本に感染拡大する
ウィルス学者がシベリアで発掘し採取したものだった



感染対策と緊急事態宣言の発出は、政府からなされる
判断するのも批判されるのも主人公たちだ
PCR検査の拡大や、三密回避、マスクの着用など
東京都の独自路線も政府への批判を込めたものだ

出来の悪い息子もこの小説ではシベリアまで行って活躍して成長をする
官房長官の息子よりまともだった

コロナ禍を日本人が経験したのは世界規模の危機でもあった
もし日本だけで発生が確認されたら、果たして緊急事態制限とか水際対策とか本当に政府手動で実現できただろうか
とても怪しいと感じる

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