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【読書】 中山七里の 帝都地下迷宮 を読んで


帝都地下迷宮
中山七里
2020年3月3日発行

楽しかった
鉄道オタクが活躍する 
かがみの孤城 みたいなミステリー
地下鉄銀座線の旧万世橋駅構内という廃駅を隠れ家にする原発事故の犠牲者たちがいた

被曝により皮膚病を発症した百人の村民が、太陽光を避けるために東京の地下で集団生活をさせられていたという設定だ


そこに紛れ込んで情報収集をしていた公安刑事が殺された
公安捜査と刑事捜査が百人の被爆者たちを追い詰める
犯人は17才の女性だが、替わりに逮捕されるのは医師だった
真犯人探しは最後になるのだが、東京の地下を主人公の鉄オタが被爆者たちを先導して逃げ回るのが読んでて楽しみどころだろう
銀座線の表参道駅の神宮外苑より、旧青山六丁目駅側の構内
そして京成線 旧 博物館動物園駅構内
さらに鉄オタ仲間に逃げ場所を相談すると、京王線 旧初台駅も候補に上がる
そして、その鉄オタ仲間の中に警察幹部のひとりも含まれていた
鉄道模型オタクだったようだ
撮り鉄、乗り鉄、模型鉄、廃駅鉄、、、
鉄道オタクの紹介もなかなかおもしろいものだ

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