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オールブラックスのスター、リッチー・モウンガは日本のトップクラブに望まれず。

オールブラックスのスター選手であるリッチー・モウンガは、来年のワールドカップ後に日本への移籍を希望しているが、日本有数のクラブはその意向を表明していません。

モウンガは、New Zealand Herald紙のインタビューで、ニュージーランドを離れ、2024年から2年間、ジャパンラグビーリーグワンでプレーする意向であることを明らかにしました。

モウンガは、先週、ニュージーランドラグビーと1年間の契約延長を発表し、2023年のワールドカップ終了までキウイに滞在することが決まりました。

スーパーラグビーで5度の優勝、スーパーラグビープレーヤーオブザイヤーを3度受賞している28歳の発言は、リーグ1の多くのクラブが舌を巻くことは間違いないでしょう。

しかし、埼玉パナソニックワイルドナイツはそのようなクラブではないと、ゼネラルマネージャーの飯島均氏は話しました。

飯島氏は、すでに松田力也と山沢拓也というベテラン・ピボットを擁しており、ワイルドナイツがモウンガのサインを追いかけることはないだろうと明言しました。

「リッチー・モウンガが野獣のような8番かロックにならない限り、おそらく興味はないでしょう」と飯島氏は通訳を介して話しました。

松田は2016年の国際デビュー以来、日本代表が2019年ワールドカップ準々決勝に進出した歴史的な試合において、29テスト中4試合に出場し、ブレイブブロッサムズの中心選手として活躍してきました。

一方、山沢は、日曜日のリーグ1決勝で東京サントリー・サンゴリアスを18-12で破り、印象的な活躍をしました。

山沢は、ウルグアイ戦とフランス戦に臨むブレイブ・ブロッサムズのメンバーとして、日本代表での3試合の出場を最後に、5年ぶりに招集されました。

この2人がいることで、ワイルドナイツにモウンガの居場所はほとんどなく、短期的に日本でプレーすることを熱望するモウンガにとって、パナソニックからは不利に映るかもしれなません。

飯島氏は、ワイルドナイツがモウンガのように1年や2年で終わる選手ではなく、長期間にわたってクラブにコミットしてくれる選手を優先していることを説明しました。

「私たちは、サバティカルなどでの短期的な選手ではなく、長期的にチームにコミットできる選手、忠誠心のある選手を選ぶ傾向にあります。私たちは、長期にわたって私たちにコミットしてくれる選手が好きなのです」と飯島氏は語りました。

ワイルドナイツがモウンガの移籍先の可能性が低いかも知れませんが、モウンガはオールブラックスのチームメイト、ボーデン・バレットやダミアン・マッケンジーのように、サントリーに移籍する可能性を示唆しています。

バレットとマッケンジーは、それぞれサントリーに在籍したシーズン中に、2021年と2022年の決勝でパナソニックに敗れ、シルバーウェアを獲得することができませんでした。

そこでモウンガは、New Zealand Herald紙の取材に対し、「自分なら、同胞2人ができなかったことをやって、サントリーをリーグワンのチャンピオンにすることができます」と提案しました。

「D-Mac(マッケンジー)のように、向こうで大きな影響力を発揮している選手を見ました」とモウンガは話しました。

「Baz(バレット)が前年にそこにいて、決勝戦で負けたのはかなり面白いですよね。D-Macも決勝戦で負けたので、サントリーをもっと良くできるかもしれません」

モウンガは、クライストチャーチで行われるスーパーラグビーの準々決勝、レッズ戦に先発出場する見込みだ。先週、オレンジセオリースタジアムでレッズ戦を怪我で欠場していました。

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