「ここに来て得たチャンスが、その夢を揺るがした」-日本代表の瀬戸際にいるワラビーズレジェンドの息子。
(引用元 : photo by Panasonic Wild Knights https://panasonic.co.jp/sports/rugby/member/jack_cornelsen/)
ジャック・コーネルセンの父グレッグは、ワラビーズでラグビーの歴史を作ったが、日本での4年目のシーズンに向けて、26歳のフォワードは違う色のテスト用ジャージに注目している。
COVID-19の影響で1ヶ月間の遅れをとって土曜日に開幕する日本のトップリーグ。コーネルセンのパナソニックワイルドナイツは東京でリコーブラックラムズと対戦する。
このバックローワーは、今シーズン16チームからなる大会に出場する30人のオーストラリア人のうちの1人であり、ワラビーズのキャプテンであるマイケル・フーパーは、シニアレベルでGreen&Goldでプレーした10人のうちの1人である。
ネッド・ハニガン、ウィル・ジェニア、クウェイド・クーパーも日本にいるが、同国の2部リーグのチャレンジリーグでプレーしている。
1978年のイーデンパークでのグレッグ・コーネルセンの歴史的な4トライは、オールブラックス戦では誰も達成したことのない偉業であり、今でもタスマン海を跨ぐ両サイドのラグビー界の人々の心にしっかりと刻まれている。
ゴールドコーストのジュニア、ジャック・コーネルセンは、父でありナンバー8の仲間でもあるジャック・コーネルセンのワラビーズへの道をたどるのが夢だった。
しかし、2017年のロビー・ディーンズのワイルドナイツでの2週間のトライアルがすべてを変えた。
日本代表のテスト選考資格を得たコーネルセンは、ブレイブ・ブロッサムズとの契約が近づくにつれ、優先順位が変わってきたことを認めている。
「オーストラリアで育ち、ワラビーズのためにプレーすることが夢ですが、ここにいることと私が持っていた機会が、現時点ではその夢を揺るがしている」と彼はAAPに語った。
「でも、(日本でプレーすることでワラビーズでプレーするチャンスを犠牲にして)準備はできているよ...ブリスベンでクラブラグビーをやっていて、最初は2週間のトライアルだったんだけど、本当にこれが好きなんだと気づいたし、今では大好きな決断だよ」
重要なのは、コーネルセンが2023年のワールドカップでフランスのワラビーズと対戦することになっても、彼は父親の祝福を受けているということだ。
「彼はいつもそういうことには賛成してくれていて、最初に言っていたのは、チャンスが来たときに、それを受けてどうなるか見ていこう、ということだったのかもしれません」
「傍から見ても、日本はトップレベルのチームであり、コロナウィルスで最近変化しているが、人々、文化、そして食べ物、私はここに住んでいることを愛している」
2014年からパナソニックの指揮を執っている元ワラビーズコーチのディーンズは、トヨタ・ヴェルブリッツでフーパーが元オールブラックスのキャプテン、キエラン・リードと合流することで、これまで以上にオーストラリア人の注目が集まる大会になるだろう。
「(パナソニックでは)デビッド・ポーコックやベリック・バーンズと一緒にプレーしたことがありますが、毎週ワールドクラスの選手と対戦することになります」とコーネルセンは語った。
「それは素晴らしいことだし、みんながどこから来たのか、自分たちの小さなタッチを加えてくれるので、私たちはより多くのものをピックアップすのに役立ちます」