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日本代表で輝きを放とうとするオーストラリアの選手たち。

3年前、オーストラリアでは必要とされず、ラグビーを諦めかけていたベン・ガンターは、子供の頃の夢を実現し、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズに挑戦しようとしています。

ワラビーズの元コーチ、ロビー・ディーンズは、ガンター選手と同じくブリスベンの学校に通っていたジャック・コーネルセン選手が日本のテストチームに選ばれたことを受けて、「オーストラリアのラグビーから離れてしまった2人」と語っています。

ディーンズが率いるパナソニック ワイルドナイツのトップリーグ決勝戦で活躍したばかりのガンターとコーネルセンは、来月イギリスで行われる2つのテストでライオンズと対戦するブレイブブロッサムズの36人の候補者です。

月曜日にジェイミー・ジョセフHCから名前を呼ばれたとき、ガンターはコーネルセンと「二人で笑い出した」と言いました。

「10年前、私が小さな子供だった頃は、ただライブで観戦したいと思っていたことが信じられませんでした」とガンターは日本から語った。

「私のような小さな町、ガンネダ出身の若い選手がこのような立場になったことは、言葉では言い表せないほどの喜びです」

「数年前、オーストラリアで高校を卒業したとき、どのクラブからもオファーがなく、軍隊に入ろうとしたことがありました」

「そしたら、ロビーとパナソニックがドアを叩き、私にチャンスを与えてくれたのです。僕のことを信じてくれたんだ」

日曜日に行われたサントリー・サンゴリアス戦では、31-26で勝利し、ジェローム・カイノのように大活躍しました。

ディーンズHCは、もしベニーがオーストラリアにいたら、ワラビーズのジャージを着ることになるのは「間違いない」と言う。

しかし、日本に進出せずにオーストラリアに留まっていたら、そうはならなかっただろう。

ディーンズは「彼がここで得た成長を得るためのドアは開かれていなかったかもしれません」

「彼は何かを手に入れ、それを利用したのです」

「彼はその機会を与えてくれた道を選んだのです。彼が日本代表のジャージを着て、できればライオンズと対戦するときには、私たちが見てきたこと、理解してきたことを目の当たりにするでしょう」

「彼は、そのレベルで十分に力を発揮できるでしょう」

1978年にイーデンパークで行われたオールブラックス戦で、ワラビーズとして4トライを挙げた有名なレジェンド、グレッグの息子であるコーネルセンも同様だ。

「彼は国際的に活躍できる選手です」とディーンズ。

「彼は着実に成長してきましたが、体格的に国内(オーストラリアのスーパーラグビークラブ)では耐えられなかったと思うので、こちらに来たことでそれが可能になったのだと思います」

「しかし、彼は今、そのレベルにふさわしい選手に成長しています」

「グレッグの息子であると同時にキーウィーの血を引いているという、優れたDNAを持っています」

現職のワラビーズHCであるデイブ・レニーは、オーストラリアの選手の多くが金満な日本のチームに奪われるのではないかと懸念しています。

しかし、23歳のガンターと26歳のコルネルセンが、日本に来るのは、円を追ってキャリア後半になってやってきたウィル・ゲニア、クエイド・クーパー、バーナード・フォーリーのような経験を積んだテストマッチのスターだけではないことの証明です

身長が2メートル近くあり、フォワードパックの5つのポジションをこなせるコルネルセンは、ブレイブブロッサムズのセンセーションとなるだろうとガンターは考えている。

「彼ほど仕事熱心な人間と一緒にプレーしたことはありません。アタック、ディフェンス、セットピースなど、あらゆる場面で活躍しています」とガンター。

「彼は4番から8番までのどこでもプレーできるという事実は、非常にユニークなスキルセットであり、彼は多くのエネルギーと情熱をもたらしてくれるでしょう」


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