エディー・ジョーンズイングランド代表HC、レビューの結果RFUの支持を得る。

RFU backs Jones as coach after review

エディー・ジョーンズは、シックス・ネーションズで5位という不本意な結果に終わったイングランド代表のヘッドコーチを続投することになりました。

45年ぶりに同一大会でアイルランド、ウェールズ、スコットランドに敗れたことで、ジョーンズの立場が問われていました。

「この報告会は貴重なプロセスであり、我々全員が多くのことを学びました」とジョーンズは語りました。

「最も重要なことは、チームが2023年に向けて前向きに前進するための行動を確認できたことです」

イングランド代表のパフォーマンスを評価するパネラーは、RFUの理事、幹部、独立した専門家で構成されており、過去と現在の選手、そしてコーチも意見を述べました。

RFUによると、選手からの全体的な反応は「前向きで支持的」であり、イングランド代表の不振には「いくつかの要因」があったとのことです。

その中で、ジェイソン・リルズとニール・クレイグの両コーチ陣は、パンデミックの影響で渡航ができず、コーチングチームを欠席しました。また、フォワードコーチのマット・プラウドフット氏は、ウイルス検査で陽性反応が出たため、トレーニングキャンプの開始を見合わせ、ジョーンズ氏自身も自己隔離を余儀なくされました。

またRFUは、多くの選手（特にサラセンズの選手）が「シックス・ネーションズに向けて十分な試合経験を積んでいなかった」と認めており、他の選手は連戦で過度に疲労していたとしています。

また、イングランドの厳しいコロナウイルス対策は、「場合によっては他の協会よりも厳しい」ものであり、コーチングスタッフや選手の結束力に悪影響を及ぼしたと結論づけています。

さらにRFUは、現在検討中の7月の米国およびカナダとのテストマッチまでに、いくつかの提言を実施するとしています。

その一環として、RFUはイングランドのプロクラブとの連携を深めることを計画しており、まずは夏に主要関係者による会議を開催し、「今後のイングランドのゲームのための共通の基盤と目標を見つける」ことを目指します。

また、イングランド代表の驚くべき規律の悪さを是正するために、レフリーの意見も追加されます。さらに、「スポーツ心理学の強化」、「データのより合理的な活用」、「外部のラグビー専門家」の助言なども、キャンペーンのたびにジョーンズを助けることになるでしょう。

RFUのボスであるビル・スウィーニーは、「スポーツには微妙な差がつきものです。だからこそ、キャンペーンの報告会は、私たちが学び、改善するための貴重なものなのです」と語りました。

「エディーは、自己認識と謙虚さを持ってこのレビューに臨み、大会のあらゆる側面を見て、改善のためにできるあらゆる小さな変化を見極めることができました」と述べています。

2019年のワールドカップでイングランド代表を決勝まで導いたジョーンズは、今年のこれまでの成績が芳しくなかったことについて率直に語りました。

「シックス・ネーションズの期間中、私たちはいつもの高い水準に達しておらず、そのことを認識しています」。

「夏のツアーは、我々の新しい才能をより多く見ることができる素晴らしい機会となるでしょうし、次のチームがこの秋、より強くなって戻ってきて、次のシックス・ネーションズでの勝利につながると確信しています」