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スーパーラグビーが脳震盪を検知する眼球追跡技術を試験的に導入。

スーパーラグビーのトランスタスマン大会では、脳震盪を検知するための新しい視線追跡技術を試験的に導入しています。

「ニューロウフレックス」と呼ばれるこのシステムは、頭部の動きと同様に、目の水平方向と垂直方向の動きを記録し、脳震盪の存在を示す変化を検出するレポートを作成します。

ニューロウフレックス社とワールドラグビー、ニュージーランド・ラグビー、ラグビー・オーストラリアとのパートナーシップにより、この技術は現在の頭部損傷評価(HIA)プロトコルと一緒にテストされ、ゲームの最も憂慮すべき側面の一つに立ち向かうプロセスに、この視線追跡システムが役立つかどうかを確認しています。

この革新的な方法で眼球運動機能や頭部の動きの変化を確認することで、6段階の段階的なプレー復帰プロセスの中で、怪我から復帰した選手をモニターし、健康を守るためにも使用されます。

スーパーラグビー・トランスタスマン大会に向けて、参加選手全員が管理された環境下でベースラインテストを実施し、HIAのためにフィールドを離れた選手の正確な比較を行いました。

ニューロウフレックス・テストで収集されたデータは、目と頭の動きに基づいて脳震盪を特定する精度を、現行のHIAと比較するために使用されます。

この試験の結果は、選手の福祉を向上させるためにスポーツが取るべき将来の行動に反映されます。

ワールドラグビーのチーフメディカルオフィサーであるÉanna Falvey博士は次のように述べています。「ラグビーにおける眼球運動スクリーニング検査は、選手のベースラインとHIA評価のために除去された時の間の眼球運動機能の潜在的な異常を客観的に特定することで、脳震盪の特定と管理を促進する可能性があると考えています」

ワールドラグビーは、NZR、オタゴ大学、プリベント・バイオメトリクス社と提携し、NZRの研究員であるダニエル・サーモン博士が中心となって、計測器付きマウスガードを使用した男女のコミュニティおよびエイジグレードのラグビーにおける頭部への衝撃の性質と頻度を理解するための、史上最大の研究を行っています。

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