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Bangladesh/ 手仕事/ 高級サリー・ジャムダニ織


大好きバングラデシュをご紹介

バングラデシュの留学生の冗談(本気かも)で、
「機械より人間のほうが安い」というのがありました。
なので(?)まだまだ手仕事の物が生活の身近にあります。

今回ご紹介するのは、高級サリー、ジャムダニ織です。
『ジャムダニ織』は、2013年にユネスコの無形文化遺産に指定された伝統工芸の織物です。
世界最高峰の綿織物と言われるダッカモスリンを現代に感じさせる織物です。
※憧れのダッカモスリンの話はまた後程

男性が緯糸の打ち込みをします

私が見学した工房では特に下書きがされているようにも見えませんでした。
もとは縦横とも綿糸による陽炎の羽のような織物でしたが、
英国の支配下で極細の綿糸を紡ぐ職人がいなくなり、
経糸は超長繊維である絹糸、緯糸は綿糸が使われているHalfsilkの布も多いようです。

透けるように薄い(縫い取り用の糸を切る道具)

技法的には縫い取り織と言われる技法です。
2人一組で織り上げます。
ドットを埋めて模様を織り出すのでカクカクとした幾何学模様が特徴的です。
使われている道具も味があります。

黒光りする経糸を拾う道具

バングラデシュでは特別な日に着るサリーです。

#バングラデシュ
#ジャムダニ織
#世界のテキスタイル
#旅日記


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