Kanayo 圭菜代

singer / songwriter ✴︎ based in Tokyo / Kag…

Kanayo 圭菜代

singer / songwriter ✴︎ based in Tokyo / Kagawa

最近の記事

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戦争がはじまって 何回目の朝  私はただ安全な場所で 平和な時間がここにあって、 あたりまえのように いつものように おなじ人間とは思えない ような世界が 同じ場所にある 本当に わたしが目を閉じているそのうらで 人が殺されている そう思うと吐き気がしてくる 並行してジェノサイドはじぶんと同じ世界、時間で起こっている 命 家族 人 愛 戦争 死が、失うことが、 人間として生きることが そんな世界から目を開けていても閉じても 逃げることができない

    • 5.9 ---

      ✴︎ わたしの中で会える気がする 深い場所で 目を閉じれば閉じるほどに ボートはすすんでゆく あなたに近づいていく 重なるのはきっともうすぐ すこしずつ三日月がずれていく ただ思い出すだけ ただそこにあるだけ ただ静けさがあるだけ ✴︎ photo by tomio natsuki

      • 映画『道』/ フェデリコ・フェリーニ

        フェデリコ・フェリーニの『道』を観た。 観たいと思っていたけれどなかなかタイミングがなくて でもあるきっかけで、ふっと"みち"という響きが自分の中に降りてきて、 今だと思った。 真夜中見終わって放心状態のまま、 この気持ちのままを言葉に残しておきたくて 書いてみています。 後半からすごく心をもっていかれて 涙がでてきた うつくしい作品だなと思う "人間" を描いた作品だと思う ジェルソミーナはとても心がきれいで強くて、かわいらしくて、うつくしい人だった 初めはザ

        • 映画『フジコ・ヘミングの時間』

          2018年に公開されたフジコ・ヘミングのドキュメンタリー映画 『フジコ・ヘミングの時間』 を観た。 彼女は、 自分の世界、時間、音、色をもって生きている 完璧なテクニックよりもひとつひとつの音に色をつけること、魂をこめることを大切にしていて、 だから彼女の音にはほんとうに深みがあって、 それは "ほんものの音"になってゆくのだと思う わたしはそう感じる わたしは不器用でも、 自分のいろを大切に生きている、生きようとしているひとにすごく惹かれるし、すてきだと思うし、