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【妻に捧げる読書note】起業1年目の教科書(by 今井孝)

お金編を読んで、とても元気が出たので、シリーズを読んでみた。

要点

  • 起業に関して、アイデアが出ない、と悩んでいるのであれば、それは起業家として正しい姿勢。考えることは多くの人が嫌がる仕事。それをつづkられるのであれば、起業家として必ず成功できる。

  • 何かを始めるときに恐怖を感じる人はそれでいい。大きなリスクをとる必要はない。自分に合った、安心感のあるやり方を探せばよい。ビジネスも怖いものは怖い。仕方がない。勇気や自信を他人と比べても仕方がない。

    • リスクをとるということは、大きな損害を引き受けることではない。「失敗してもギリギリ受け入れられる範囲での最大の挑戦」のこと。

    • 慌てずに自分のペースで行こう。時間がかかっているように見えて、心の成長のプロセスにおいては、それが最短距離。

  • 自分の判断基準を明確にしたいと思ったら、価値観を整理するワークショップに出たり、タイプを発見するテストもおすすめ。例:MBTI、DiSC、ハーマンモデル、エニアグラム、エゴグラム、キャリアアンカー、ウェルスダイナミクスなど。

  • まずは時間を確保しよう。おすすめなのは、疲れる前に、「朝30分だけ起業準備に充てる」というやり方。これを毎日続けた方が、まとめて数時間やるより進む。

    • どんな時間も起業の準備のための時間だと思おう。

      • マーケティングのための活動の時間

      • 商品づくりのための時間

      • 業務を改善するための時間

      • という感じで、1日を記録してみよう。こうやって1日を振り返ってみると、しっかりと未来のために行動していることが実感できるはず。日々の活動において、もっともビジネスに影響があるのは「人間的な成長」。結果が出ていないようでも、少しずつでも感じ方や考え方が成長していき、経営者としての人格を磨いているのだ。

  • 時間の確保のためにも、今の仕事を8割の時間で終わらせる。そのために、何が終わったら今日の仕事は終わりか、を明確に決める。相手の立場に立って、求められるアウトプットを明確にするほど効率は上がる。

  • テスト用の予算を用意する。起業は、起業→テスト→事業化の順で行うもの。失敗せずに1回で成功させようとするより、2,3回テストして失敗するほうが、よっぽど早く成功できる。

  • 数字に強くなくてよい。経営に必要なのは、「正確な数字」ではなく「判断できる数字」である。ざっくりとだいたいの数字で判断することを覚えれば、今からでも数字に強い経営者になれる。

  • 失敗は数えるもの。失敗の回数を100回と決めて数えると、1回1回の失敗で狼狽しない。失敗の内容を客観的に見ることができ、何度失敗してもへこたれずに挑戦できる。100回失敗して改善すれば、成功しないことはない。

  • 最初はあれこれ手を出しても良い。一点突破が肝心などというが、「絞り込むものを探す」ことに一点集中する、という期間があってよい。

  • エネルギッシュに働ける時間を増やそう。そのためには、自分の弱点を意識して日ごろからケアする。特に、食事、運動、睡眠のケアは重要。優秀な経営者ほど、「疲れる前に休み、ケアする」ということを大切にしている。また、もっともパフォーマンスの良い状態を作ってから仕事に取り掛かる、ということもやっている。具体的には、ジョギングや軽い運動をして、体の状態を作ってから仕事に取り掛かる、など。

  • ビジネスのゴールはそれぞれ違うかもしれないが、人間としてのゴールはみんな同じなのかもしれない。それは、「自分を大好きになること」。自分みたいな人間は一人ぐらいはいたほうが良いよな、と思おう。たいしたことはできなくて、煩悩がいっぱいで、人間の器も小さいし、いやらしい部分も持っていているが、それでも、そういう自分が宅に建てることもあるんじゃないかと思う。社会の中での自分の役割を持ち、ほんの少しでも他人に貢献している実感を持てたら、とても幸せなこと。そして、自分を自分で認められ、役割を与えられていることに感謝できていれば、自然にビジネスはうまくいく。

響いた内容

自分自身を大好きになるように努力すれば、ビジネスも自然とうまくいく、という言葉がとても心に響いた。いろいろと手をつけて、頭の中が混乱し、かつその状態を不安に感じていたが、どれも自分を大好きになるためには必要なことで、それに取り組めているのだから、ビジネスがうまくいく方向に進んでいるのだと実感できた。

こんな人に読んでほしい

起業のハードルを高く感じている人。


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