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他者を見つめることを思い出したい

物語を書いていて、ふと、自分以外の他者を自分はもう本気で必要としなくなってしまったから、一番大切な「なにか」が抜け落ちているんじゃないかって不安になる。大きな挫折を味わった日、その前はもっと、友達のことで一喜一憂したり、苦しんだり喜んだり笑ったりしてたのに。だけど、いまの自分は、他者のためにそこまで悩むことも喜ぶこともなくなって、だから物語の、一番大切な「なにか」に届かないような、そんなかんじがする。シナリオ、小説の核になる、「なにか」。一人で宙に浮いているような、そんなかんじ。シナリオ、小説の世界は個人主義だし、競争がある。だけど、それでも自分はこのシナリオ、小説の世界の、仲間が欲しい、仲間になりたい。リアルな関係で肩を組めるような、バカやれるような仲間が。

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