企業やブランドに対する愛着度を測る指標とは？

企業やブランドに対する愛着度や信頼を測る指標に「Net Promoter Score（ネットプロモータースコア）」というものがあります。
いままでは「企業やブランドに対してどれくらいの愛着や信頼があるか」を数値が測るのが難しかったのですが、それを数値化できるものとして最近注目されており、活用する企業が増えているそうです。
質問内容としては、「あなたはこの企業やブランドを友人や同僚に薦める可能性は、どのくらいありますか？」というもので、0～10の11段階で評価をしてもらいます。
アンケートの回答に応じて、「推奨者」、「中立者」、「批判者」の3つのタイプに顧客を分類できます。
【推奨者】9、10と答えた人。この人たちはあなたの会社のサービスを愛用し、いつも周りの人に薦めてくれます。
【中立者】7、8と答えた人。この人たちは中立的な立場をとっていて、特に薦めることもなければ悪口を言うこともありません。しかし何かのきっかけで競合に移りやすい人たちです。
【批判者】0～6と答えた人。この人たちはあなたの会社のサービスの購入を考えている人たちに対して、ネガティブなクチコミを広げます。
回答者全体に占める推奨者の割合(％)から、批判者の割合(％)を引いて出てきた数値がNPSの値となります。

質問に答えた人全員が「推奨者」つまりファンになってくれたらいいですが、それを目指してしまうと、商品やサービスの「特性」や「差別点」がぼやけてしまいます。
逆に言うと、「批判者」を怖れず、「推奨者」と「中立者」にもっと企業やブランドを好きになってもらうように尖った戦略を突き進めていくことが必要です。

これを書いていて、面白そうだなと思ったのが、これを社員に対して調査してみることです。
ちょっと怖い気もしますが、まずは社員の「ファン度」を上げることが第一ではないでしょうか。