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価値は、言葉で表さないと意味がない。

ビジネスにおいては、モノやサービスに価値があるとして、お客さんに買ってもらおうとします。
しかしその「価値」は、お客さんにどうわかってもらうのでしょう?
すごく当たり前のことですが、言葉で言い表さないと伝わらないんですね。

例えばリンゴを売るとします。
「このリンゴ、すごーく美味しいんですよ!食べてもらえば分かりますから!」というセールスをしたり、リンゴを美味しそうに食べている画像を示したりしても、どのくらい美味しいのかをお客さんが想像することは難しいんですね。
売り手の信用があれば、とりあえず食べてみるかという人もいるかもしれませんが、まず買わないでしょう。
どういうリンゴなのか、その価値を言語化して伝える必要があります。
例えば、
「まだホタルが住む長野県の清流のほとり、無農薬で○○さんが丁寧に育てたリンゴです。あの3つ星ホテルのアップルパイにも使われています。蜜入りのその甘さはブドウに匹敵します。」
とかですね。
ポイントは、お客さんが理解・納得できる「尺度」で比較してもらうことです。
先の例で言うと、「あ、あのホテルも使ってるんだ!」とか「ブドウぐらい甘いの?!」という尺度ですね。
よく「東京ドーム〇個分の広さ」とか言いますが、これは大勢の人が野球場の広さをイメージできるから理解できるのであって、「木星と金星の距離の○分の1ほどの距離です。」と言ってもピンときませんもんね。
価値を、お客さんが、
1)具体的にイメージできるように
2)得られるメリットが分かるように
3)理解・納得できる尺度を使って

言語化すること。
さらには、ストーリーを頭の中にイメージしてもらうこと。
そうすることで、お客さんの頭の中に初めて価値が生まれるのでしょう。

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