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2種類の問題解決

いろいろな問題を解決しようとするとき、2種類の方法があるという話を聞きました。
それは「テクニカル(技術的)な問題解決」「アダプティブ(適応的)な問題解決」です。

たとえば、「とある一つの店舗を後輩スタッフに任せたら、店の売り上げが落ちてしまった。」という問題があったとするとき、
テクニカル(技術的)な問題解決は、「メニューを変える」「割引する」「ポイントをつける」「広告を出す」といったような戦術面でのアプローチです。
一方、アダプティブ(適応的)な問題解決は、根本療法です。任せた後輩スタッフを一人前の店長へ成長させる、などの戦略的なアプローチです。「売り上げが落ちた」という環境の変化に対し、自らの内面(企業内部)を変化させていく感じです。

とある研究によると、マネジャーの8~14%がテクニカル(技術的)な問題解決をするマインドを持ち34~35%のマネジャーはアダプティブ(適応的)な問題解決をするマインドを持っているといわれています。
この2つを合わせると、42~49%です。つまりこの割合のマネジャーが「過去の体験や自分の価値観に基づいてしか解決策を組み立てることができない。」といえます。

市場環境が激変する現代では、この2つの問題解決だけでなく、新しい環境に適応するための「変化を起こせる」マネジャーが必要とされています。
これが第3の問題解決方法なのかもしれません。

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