商品やサービスの裏にある「ストーリー」

だいぶ昔にPOTER(吉田カバン)の製作過程を追ったドキュメンタリーみたいなものを見たことがあります。
製品へのこだわり、生涯つかえるような耐久性、そんなものが伝わってくる内容であったと記憶しています。
それ以外、ポーターのカバンを見るたび、心惹かれるようになりました。
値段は決して安いとは言えません。でも一糸一糸に気持ちが込められ、生涯使えるような耐久性の話を思い出し、つい欲しくなってしまいます。
ポーターの商品の裏にある「物語」を買っているような感じがします。

この「物語」には有名な「シンデレラ曲線」というものがあるそうです。
その名のとおり、シンデレラの物語をもとにしたストーリーの流れのことです。
大まかにいうと、
①物語がはじまる。
②シンデレラが家庭内でいじめられている日常。(フラット、または緩やかに下がる)
③舞踏会に参加し、王子様と踊る。(盛りあがる)
④王子様に恋をしたシンデレラは、元の貧しい生活の中で、むくわれない想いによって、なげき悲しむ。(感情曲線はどん底まで落ちる)
⑤ガラスの靴により、幸せが訪れる。(最高潮)
⑥王子様と結ばれハッピーエンド(完結)
のような感じです。

ポーターの物語にこのような曲線があるのかどうかはわかりませんが、商品に「物語」があると人はそれに惹かれ、それが「シンデレラ曲線」を描いていれば最強なのでしょう。

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