リーダーは暇そうに見せろ。


他の部署にいる若い職員がうんうん唸りながら奮闘してるので聞いてみました。
「どうしたの?」
「いや、この仕事の進め方がわからなくて。」
「上司に聞いたらいいじゃん。」
「でも、いつもすごく忙しそうで、とても声をかけられる雰囲気じゃないんです。」

たしかにリーダーは忙しいのだと思います。部下がかかえる業務やプロジェクトの進行を管理したり、みずからの仕事もあったり。

でも、暇そうに見せかける「演技」をすることは可能ではないでしょうか。
部下が相談したそうにしている素振りは、視線や体勢などで気づくことができるはずです。
それに気づきつつ、「僕はいま忙しい!」とキーをわざわざ激しく叩いたり、ディスプレイを凝視したり、そんな経験はないでしょうか。

部下に教えて、部下が成長していけば、結果的にリーダー自身が楽になっていくはずです。
それを避けて、いつまでも双方が悶々としていたのではお互い成長しません。
さっそく今日にでも、「あ、なんか相談したそうだな。」という気配を感じたら、「何かある?」と聞いてみましょう。きっと「はい!ちょっといいですか?」と聞いてくるはずです。

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