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創作(小説)に役立つ記事

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noteで出会った、ためになる面白い記事を集めました。
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#小説家

【リアリティーを出すためには?】創作のひきだしを広げるためにすべきこと(2012年12月号特集)

馬齢も重ねれば強み 十代でデビューした作家の処女作は、自宅と学校、アルバイト先とその周辺が舞台で、ほんの少しの体験を想像力で広げて書いていたりします。そうした実例を目の当たりにすると、実体験などなくても想像力があれば小説は書けるという意見にも頷けます。  しかし、その手の小説はどうしたって世界が狭くなりますし、知りもしない世界を想像力だけで書けばいつかはボロが出ます。リアルでもない。  大人なら会社員の一日を書くのは容易ですが、高校生が書いたら薄っぺらなものになりそうです

物語の起承転結の流れを担うキャラクターの「能力」図鑑|monokaki編集部

 こんな文章から始まる書籍が、4月23日に日本文芸社から発売される。以前にもmonokakiで紹介した『プロの小説家が教える クリエイターのための語彙力図鑑 性格・人物編』の著者であり、現役の小説家である秀島迅氏による『プロの小説家が教える クリエイターのための能力図鑑』。  冒頭にはプロローグとして「物語における【能力】の役割とは」「印象に残るキャラクターのつくり方」「プロが秘密にしたがる 能力作品の執筆ノウハウ」というページがある。ここでは本書の構成内容と活用について説明

ファンがつきやすい物語とつきにくい物語の違い

こんにちは。未来の直木賞作家、小説家の川井利彦です。 今回は「ファンつきやすい物語とつきにくい物語の違い」についてご紹介します。 本題に入る前にお知らせです。 ◎小説「本からの手紙」がアメージング出版から絶賛発売中! 著者、第二作目にして、初の書籍化。 本の中に残された一文からすべては始まる。 ぜひ一度読んでみてください!! ◎小説「天上の絵画」が新しくAmazon kindleから発売されます 以前発表した小説「天上の絵画」に大幅な加筆修正を加えて、Amazo

【小説】人は、自分が本当に好きなものを忘れる

人は、自分が自分にした洗脳を忘れてしまう 人間って、自分の周りの人が「すごい!」と言っていることを自分がすごいと思えない時に、 (これをすごいと思えない自分はダメなんだな。これはすごいと思えた方がいいんだな。よし、これはすごいと感じるようになろう。これは、すごい!すごいぞ!)みたいな洗脳を自分にしますね。 そして自分に洗脳したことを忘れて、普通に本心から「すごいですね!」と思ってるつもりで生活していたりする。 それをなにかのきっかけで「いや元々はすごいと思ってなかった

とにかく受賞したい貴方へ。コンテスト受賞者の「落選作品」から学ぶ落選作品の特徴3つ

とにかくムダを回避して、効率的に、でもきっちりとコンテストで受賞したいと思いませんか? そのためにはまず 「落選作品の特徴」 を知るのが効率的かつ必須であるのは明白です。 正しい努力の方向性を見極め、強烈に努力すれば、バタバタ足掻き続ける公募地獄から抜け出してキッチリ受賞することが可能です。 しかし、もちろん「簡単」ではありません。 何よりもまず「とにかく受賞したい」という野心を強くもっている人にしか、受賞はできません。 自分が好きなものを好きに書きたい。 需

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コンテストで2作品同時受賞するまでに凡人がとった戦略5つ

この度、魔法のiらんどコンテスト2022「コミック原作」部門にて、 2作品同時に受賞させていただきました! この↓コンテストです この記事では、コンテスト受賞するまでに凡人である私が実際にとった戦略についてまとめていきます。 魔法のiらんどコンテストにチャレンジしたことのある方 魔法のiらんどコンテストに興味がある方 とにかく受賞して書籍化を狙いたい方 への「ヒント」になるはずなのでぜひご覧ください。 この記事の方針は「魔法のiらんどコンテスト」において と

小説プロットの簡単な作り方。「主人公の幸福度」を考える。

小説のプロット作りについて、今回はひとつの重要なポイントだけでプロットを考える方法をお伝えします。 プロットの作り方を調べると「小説全体を12個のシーンに分けて考えます!」とか出てくるのですが、それだと理解するのが大変なのでポイントをひとつにまとめてみました。 そのポイントとは、「主人公の幸福度」です。 やり方としては、物語のエピソードの瞬間に「いま主人公は幸せか?不幸か?」と主人公の幸福度を見ていくことになります。   たとえば、主人公が努力して成功を掴んでいくよう