見出し画像

[gururi note] 燃費

私は燃費が悪い。

そう気づいたのはここ数年、gururiを始めてからだ。

勤めていた頃は(大学の研究室で事務員をやったり、児童英語講師をやったりしていた)燃費の悪さをそこまで感じたことはなかったし、どちらかというとそつなくこなすタイプだったように記憶していたけれど、今思い返してみれば、その頃から確かに良くはなかったように思う。

燃費が悪い、とはどういうことか。

まず、1日の稼働時間がとても短い。

朝は早起きな方ではない(本当は5時とかに起きて朝活したりしたい)。それでいて、ちゃんと動き始められるまでに時間がかかるから、別に何をしているというわけでもないのに、起きてから出かけるまで最低2時間はかかる。

朝時間が使えないなら夜に、と出来ればいいところなのだけれど、仕事を終えた後は20時ごろからもう電池が切れ始める。

日によっては文字通りおぼつかない足取りで(目を閉じたまま歩く時もあるのだからただの危ない人)家まで帰ると、残り少ないHPでかろうじてお風呂入ったり、ご飯を食べたり。

でも、そこが限界で、早ければ21時頃にはもう頭が回らなくなっている。そうなればソファに横になったらもうアウトなので(ベッドへの移動すらしんどい)、ぐたぐたしようとベッドに入るが数分後には意識が飛んでいる、そんな感じだ。


あと、一度にいくつものことをこなすのが苦手だ。

身近なところでいうと、例えばテレビを見ながら話をするとか作業をするということが出来ない。いわゆる流し見が出来ないのだ。

めちゃめちゃに集中して見過ぎてしまって、テレビを見てるだけなのに数時間後にはぐったり疲れてしまう。(カズさんとの間では、その状態を「テレビに吸い取られる」と言っている。なので、実家を出てひとり暮らしを始めた頃から家にはテレビを置いていない。)

ふたつ以上のことを同時にしようとすると、大抵の場合、途中でとっ散らかる。

何かを落としてぶちまけるとか、割るとか(こういうことが多過ぎて嫌になることも多々)、作業途中なのを忘れて別のことを始めてしまうとか。もっと効率的にいわゆる“マルチタスク”が出来れば、燃費が良くなるんだろうな。


人付き合いに関しても、そう。

私は燃費良く色々な沢山の人といつなん時でもぽんぽんぽーんとお付き合いできるタイプではなく、慎重で色々と考えてしまう性格なので、ぐっと仲良くなるのにいつも時間がかかってしまう。

さらに難しくしているのが自分の「稼働日」の少なさだ。

人と接することは好きだし、大事な人も沢山いるし、会いたいなぁと思うし、わいわいと過ごす時間はとっても楽しい。のだけれど、それとは全く関係なく、おそらく元々自分に備わっている燃費の悪さが作用して、自分を取り戻すための(メンテナンスのような)時間をとても必要とするので、スケジュール組みが難しい。

具体的に言うと、何か予定があった次の日は休みにして1日ゆっくり過ごす、がベストで、そういう時間を持てないのが続くと、気持ちがざわざわしたまま自分がいっぱいっぱいになっていくので、自分の“稼働度”(余裕、ということなのかな)と相談しつつの日々なのだ。(ただ、稼働日が少なくても(会えなくても)、ものすごく大事に思っていることに変わりはないので、大事な人たちの健康と平和を常々とてもとても願っている)


gururiを始めてから、こういう自分の燃費の悪さに、改めてはっと気づかされることが増えた。

最初は、自分のポンコツ具合にただただ落ち込んだり半べそかきながら過ごすこともあったけれど、今はそれに対して悲観的になっているわけではなく、むしろ、gururiを始めたことで自分のペースで過ごせる(いられる)割合が増えて、「あぁ、わたしは実はこういう性質(性能)だったのか」という良い気付きが出来たと思っている。

「燃費が悪い」ということは”素のまま“でいられてるという良い状態なんだろう、と。

沢山食べてもすぐお腹が減るとか、沢山寝てもすぐ眠くなるとか、何かに注力し過ぎて途中でぷしゅんと切れちゃうとか、燃費悪いエピソードは挙げ出したら切りがない。まぁ、でも、それも自分なのだ、と思えるようになってきた。

言ってみれば、エンストしがちな古くて小さい車が、ぶおんぶおんとエンジンを吹かして毎日一生懸命走ってるみたいなもの。そりゃメンテナンス時間沢山要るよね。

でも、古くて小さいから良いという面もあって、ちゃんとメンテナンスすればものすごく小回りきいてぐいぐい行けてしまう道もあると思う。燃費の悪さが悪い、というわけではなく、ちゃんとしたメンテナンスと向いている走り方と道を選んだらいいのだ。gururiを始めて数年経って、そう気づいた。


そして、そんな自分のような人が、多分世の中には他にもいるだろう、と思っている。

「燃費が悪い」というと言葉が良くないかもしれないけれど、毎日を一生懸命走ってる人。器用じゃないから、何事にも他の人よりも時間や労力がかかってしまうという人。頑張りが続いていっぱいいっぱいになってしまいそうになる人。でも、向いている道で走り方で、キレキレの運転を見せている人。ただ、沢山メンテナンスが必要な人。

日々過ごしている中で、gururiという場所が、自分を含めそんな方達のメンテナンス場所になったらいいな、と思う。そういう場所でありたいな、と常々思いながら営業している。

「そういえば、自分も燃費悪めかも」と思う方に届けばいいな。

最近でも、焦って何かをがっしゃーんと割って自分のポンコツさに泣きたくなることもあるけれど、それでも、日々一生懸命頑張っていることは間違いないから、燃費の悪さをむしろ慈しんでいきたい、そんなgururi4年目を走るわたしです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?