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次男のこと

2月に次男を出産しました。
不妊治療をしていたので、待望の妊娠。
つわりは辛くて、年齢による体力の衰えを感じつつもどうにか順調に大きくなってくれた赤ちゃん。

2人目ということもあり、生まれてからのことはあまり心配はなく、のんびりかまえていました。

でも、出産はとても壮絶で、予想していなかったことが起こりました。

出産は奇跡。
何が起こるか分からない。
本当にそう感じています。

まだまだ気持ちの整理がつかないところもありますが、言葉にすることで前向きになれるかも、と思います。

予定日当日を迎えた夜中からの陣痛。
のんびり生まれてきていいよ、という私の気持ちを聞いてくれた赤ちゃん。
何でいい子なの、なんて思っていました。

陣痛室で赤ちゃんの心拍が落ち気味とのことで、早めに分娩室へ行きました。

このまま生まれてくるのかなぁと思っていると、先生が「へそが出ている」と言っていました。

結果的には、臍帯脱出からの緊急帝王切開。
私はわけが分からず、「えー!?」と思っていました。

無痛の麻酔が入っていたからそのまま帝王切開へ。

生まれた赤ちゃんは自発呼吸はなく、泣きません。
頭が混乱するなか、蘇生してくれて、4分後に泣いて自発呼吸しだした赤ちゃん。

一度だけ私の枕元に顔を見せてくれて、そのままNICUのある病院のドクターカーで搬送されたされました。

緊急帝王切開はすごく痛くて、でも、訳が分からず、頭も働かずでした。

生まれた実感もすることなく、赤ちゃんとは会えなくなってしまい、私だけ産院に取り残されたのでした。


出産から、次男がお家に帰れた9日目までは、沢山泣いて、辛かった毎日でした。
振り返ることもできないくらい。
でも、忘れないように、少しずつ、思い出して残していきたいです。

大丈夫、きっと大丈夫、と自分に言い聞かせながら。

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