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こどもたちとSDGs

息子と一緒に映画を見に行った時、「SDGsを知っていますか?」と言う内容の啓蒙広告が流れました。
すると、息子が「ママ、SDGsを知らない人がいるの?」
その問いかけに返す言葉もなく、目をまるくするばかり。
息子が小学2年生の時です。

うちの息子賢いでしょ?と自慢したいのではなく、息子の通う小学校を自慢させて下さい。

息子が通う小学校では、4年前からSDGsに関わる取り組みをしています。
1,2年生では生活科、3年生以上では総合の学習で。
また、学校運営協議会(コミュニティースクール)が設置され、保護者も地域のみなさんも巻き込んでの活動になっています。

どのような学びなのか、息子の学年(小学3年生)でご紹介します。
学習のテーマは「竹」
管理不足の竹林は林全体の光合成を阻むなど環境問題の一因とされており、竹の利活用は近年注目される脱炭素にも通じる取り組みです。
13 気候変動に具体的な対策を
15 陸の豊かさも守ろう
これらのゴールに関連した学習です。

こどもたちは小学校の校庭にある竹を使って、様々なことを体験しました。
自分たちで切ってみる、竹灯りを作ってみる、釣り竿を作って魚釣りに行く、それらの学習をまとめて発表する。

学校の先生からだけでなく、専門家を招いてお話を聞くこと。
教室だけでなく、学校の外で体験すること。
実際に触れてみたり、体を使っての経験は、教科書では学べない貴重なものです。

この取り組みの旗振り役は校長先生で、徹底したSDGs推しの姿勢が、学校だけでなく保護者や地域も巻き込んでのムーブメントとなっています。
「SDGsのうた」がヘビーローテーションで学校に鳴り響き、こどもたちが歌うので私も覚えてしまったくらい。

「SDGsのうた」
https://www.nhk.or.jp/irotoridori/sdgs_song/

竹のようにのびのびとしなやかに真っ直ぐ。
こどもたち自身が、自分たちで考え行動する力を身につけて、よりよい世界を作っていけるといいな、と願っています。



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